劇場公開日 1952年9月4日

「原作も名作、映画も名作」風と共に去りぬ JINGUさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0原作も名作、映画も名作

2019年5月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

昔、原作を読んだ後で観た1回目は、省略が多く軽いなと感じました。
しかし、2回目の時には、これは素晴らしい名作だと感じました。

スカーレットになぜ世界中は惹かれたのか。
原作者のM.ミッチャルは、出版するつもりはなかったようで、だからこそ、読者や観客に媚びるような描き方をせず、それが情熱の女性を奔放に描けたからかも知れません。

今回は久しぶりの鑑賞でしたが、じつに素晴らしい作品だと今回も感嘆しました。 小説の映画化であると知っていながら、”かつて南北戦争の時代に” という実話のような臨場感を感じていました。

スタッフだけでなく、ヴィヴイアン・リーやクラーク・ゲーブルという名優がおりしもいたという偶然から生まれた、奇跡のような映画だと思います。
製作から、80年も経った映画だとは到底思えません。

なお、小説でのラストは、「明日は明日の陽が照るのだ」で終わっています。 ("風"は使われていません)

JINGU