俺達は天使じゃない(1955)

劇場公開日:

解説

フランス作家アルベール・ユッソンの戯曲をラナルド・マクドゥガルが脚色し「エジプト人」のマイケル・カーティズが監督、「シェーン」のロイヤル・グリグスが撮影を担当。主なる出演者は「三つ数えろ」のハンフリー・ボガート、「エジプト人」のピーター・ユスチノフ、「愛欲と戦場」のアルド・レイ、「可愛い配当」のジョーン・ベネットなど。音楽は「アンドロクレスと獅子」のフレデリック・ホランダー。製作は「女性よ永遠に」のパット・ダカンでビスタビジョン、テクニカラー。1955年作品。

1955年製作/アメリカ
原題:We're No Angels
劇場公開日:1955年9月23日

ストーリー

1900年代のはじめのこと。脱獄囚ジョゼフ(ハンフリー・ボガート)ジュールス(ピーター・ユスチノフ)アルバート(アルド・レイ)の3人が、ギアナのカイエンヌという港町にかくれた。3人は行きずりの若い船医アルノーから紙入れを盗み、中に入っていた手紙の宛名のフェリックスという雑貨屋をたずねることにした。フェリックスはひとのよすぎる人物で、もとはパリの従兄アンドレの店の支配人だったが、無能のためこの港町に遠ざけられていたのだった。彼はアンドレが帳簿の検査に来るというので気もそぞろ、3人の脱獄囚を雇ってしまう。フェリックスの妻エメリーはそれを知って驚くが、ジョゼフの客扱いがうまいので感心し、3人をクリスマスの食事に招く。3人は感激してフェリックス一家を殺して金を奪う計画をとりやめる。ところへ突然、アンドレと甥のポールがフランスからやって来て店の帳簿を調べるといい、フェリックスの娘イサベルには恋仲のポールを諦めるように言わせた。ジョゼフたちはフェリックス一家に同情し、アンドレを殺そうとしたが、思いとどまった。そのとき、アンドレは3人が持っていた毒蛇の篭を見つけ、店から盗んだのだろうと言って自分の部屋に持っていってしまう。その結果アンドレは死んでしまい、腹黒いポールが財産乗っ取りを計画したが、これも蛇にかまれて死ぬことになる。3人は船医アルノーをイサベルの花婿に定めて、監獄へ引きかえして行く。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

5.0一肌脱ぐ囚人(いいひと)たち!

2023年10月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

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しゅうへい

4.0なんだ、いい映画じゃない

2022年1月17日
PCから投稿

昭和30年、カサブランカのコンビのコメデイですが、それほど期待していなかったのにとても良心的な作品でした。
古き良き時代のハリウッドの王道喜劇といえましょう。
三人の主人公が皆芸達者で、演出のテンポもよく1時間40分というのもちょうどよい長さ。
最近の妙に複雑なストーリーで、大作でもないのに2時間超えが多いのは少し見習った方がよい。

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越後屋

3.5クリスマスのあったかコメディ

2021年12月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

監獄の悪どい守衛を殺し、悪魔島という名前の監獄島から脱走してきた三人の男が、盗みを働こうとして入ったお店で、店主一家があまりにも人が好いので、クリスマスに舞い降りた天使の如く、困りごとをすっかり解決して去っていく、軽めでほんわかできるクリスマスの話。

夜の波止場でのラストシーンが好き。「俺たちは天使じゃねえ。」と言う、三人と小さなバスケット(中には大役を果たした一匹)の後ろ姿。それぞれの頭上で天使の輪がピカンと光るのが可愛かった。

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