劇場公開日 1990年3月17日

「自分の感性を大切に」いまを生きる Ranさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0自分の感性を大切に

2022年9月11日
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鑑賞方法:VOD

親になる前と後でまた感じ方が違う映画だなと思った。今自分が親になって観返すと、生徒からの視点よりも親の視点でみてしまう。自分の子供に期待をかけ、思い通りになってほしいという親の気持ちは分かる。でもこの作品を観て改めて、自分の子供には期待をかけ過ぎず好きな道を進めるよう見守ってあげようと思った。
キーティングが、芸術は作者の意図を読み取ろうとするのではなく自分がどう感じるかを大事にしろ、という趣旨のことを言っていたのが印象的。キーティングを演じるロビン•ウィリアムズの俯瞰的に物事を悟ったような眼差しが、映画全体を包み込んでまるで自分に語りかけてくれているような感覚だった。とてもいい映画。

Ran