アラジンと魔法のランプ(1967)

解説

『アラビアン・ナイト』の物語より、ヴィクトル・ヴィトコービッチとグリゴーリ・ヤグドフェルドが脚本を書き、ボリス・ルイツァレフが監督した。撮影はワシリー・ドゥリツェフとレフ・ラゴージン、音楽はアレクセイ・ムラブレフが担当している。出演はボリス・ブィストロフ、新星ドド・チョゴワセなど。

1967年製作/ソ連
原題:Aladin and The Magic Lamp

ストーリー

平和なバグダットの町に魔法使いのマグリビネツがやって来た。死の影法師の街にかくされた魔法のランプを取りに行けるアラジン(B・ブィストロフ)をさがしに来たのだ。そのアラジンはブドール姫に心をうばわれており、その手を握ったことから処刑されるところだった。それを助け、マグリビネツはアラジンに魔法のランプをとりに行かせた。首尾よく手に入れたランプをマグリビネツが壊そうとしたので、アラジンはそのランプを取って逃げた。そしてマグリビネツを振り切り、ランプをこすると大入道があらわれた。魔神だった。アラジンはすぐに、ブドール姫をつれてくるよう魔神に命じた。あこがれの姫を見たアラジンは結婚を王に許可してもらうため、いったん姫を城に帰し、単身、王に会見した。しかし、それは許されるべくもなかった。アラジンは牢に入れられ、姫は警察長官の息子ムバラクと結婚することになった。一方、アラジンの母がなにげなくランプをこすると魔神があらわれた。魔神は早速アラジンを助けに行った。助けだされたアラジンは魔神の力を借り姫の結婚をこわしにかかった。計画は成功し、アラジンは姫と結婚することになった。ところがそこへマグリビネツがあらわれ、得意の魔術でランプを自分のものにすると、魔神にアラジンを殺すよう命じた。しかし魔人はアラジンを好きになっており、逆にマグリビネツは遠くへ吹きとばされてしまった。こうしてアラジンはブドール姫と結婚をしたのだった。

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