劇場公開日 2015年10月31日

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「ファシストが普通であった時代」暗殺の森 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ファシストが普通であった時代

2019年12月13日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

本来超絶美しい映像なのだろうが、自分の見たのはVHS録画の吹替えカット版。だがノイズまじりの赤茶けた画面も悪くなく感じた。

ベルトルッチのテーマ「政治と性」が混沌と詰め込まれた内容。(監督はこのテーマで撮り続けた人なのだ)
ファシズムと屈折したセクシャリズム。イタリアのダークサイドを覗いた気分。

役者はみな美しくそこを楽しむ方法もある。しかし内容は重く、そんな気に自分はなれなかった。
やはり森のシーンが白眉。画面からヒリヒリする痛みが伝わってきた。

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散歩男