劇場公開日 1990年3月24日

「愛は勝つ‼️」アビス 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5愛は勝つ‼️

2024年4月21日
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この作品が公開された当時、確か深海を舞台にした映画がちょっとしたブームだったと思う‼️深海版の "エイリアン" 「ザ・デプス」、深海版の "遊星からの物体X" 「リバイアサン」、そして深海版 "未知との遭遇" である今作「アビス」‼️ただ今作は深海版 "未知との遭遇" との呼び名さ表面的なモノで、作品を鑑賞するとヒジョーに奥深い作品であります‼️深海で座礁したアメリカの原子力潜水艦救助のため、海軍のダイバー・チームが、海底の石油採掘基地ディープ・コアに派遣され、責任者のバッドやディープ・コア設計者のリンジーらと協力して潜水艦に向かうが、乗組員は全員死亡。そんな時、地上の嵐によって孤立してしまったバッドたちは、深海で謎の光る生命体と遭遇する・・・‼️まずキャメロン監督と言えばその映像表現だとは思いますが、今作はその深海の映像が美しすぎます‼️美しい青の画面にディープ・コアのメカニックの造型が映え、漆黒の深海を潜水艦が潜航したり、深海スーツのバッドが果てしない闇の底へ降りていく‼️ホント息を飲みます‼️ディープ・コアや作業艇リトルギーグ、潜水艇などのメカニックのデザインもホント緻密‼️生命体のデザインもピンクに発光し、まるでメカのような形態だったり、エイのような生物的な形態だったり、水を操ったCG描写だったりでホント美しいです‼️冒頭の潜水艦座礁のパニック描写‼️迫りくる水の迫力は戦慄‼️ケーブルにディープ・コアが引きずられるスペクタクル・シーン‼️コフィ大尉とバッドの肉弾戦‼️核弾頭爆発を防ぐための潜水艇同士の戦闘シーン‼️ホントにキャメロン監督のアクション描写は素晴らしい‼️キャメロン監督作常連のマイケル・ビーン演じるコフィ大尉が魅せる極限の心理描写がスゴい‼️ディープ・コアでの閉鎖的空間と深海の水圧で精神に異常をきたす様をリアルに体現‼️テーブルの下で自らの腕をナイフで切り刻むシーンはホント身震い‼️そしてこの作品も他のキャメロン監督作品同様、愛のドラマなんですよね‼️全編を通して元夫婦であるバッドとリンジーがいがみ合いながらも、愛を復活させるまでが描かれています‼️バッドが未練がましくつけている結婚指輪がバッドのピンチを救ったり、バッドたちがリンジーを蘇生させるシーンの緊迫感、深い海溝に降りていくバッドにリンジーが必死で語りかけるシーンなど、ホント素晴らしいシーンの連続‼️そしてラスト、絶体絶命のバッドとディープ・コアの面々は謎の生命体に救われる‼️彼らの心を動かしたのはバッドからリンジーへの愛のメッセージだった‼️ホントにキャメロン監督らしい映画‼️必ず最後に愛は勝つ‼️

活動写真愛好家