アドベンチャーファミリー

劇場公開日:

解説

ロスアンゼルスからロッキーの山里へ移住した一家の大自然の中での生活を描く。製作・原作(二見書房刊) はアーサー・R・ダブス、監督・脚本はスチュアート・ラフィル、撮影はジェラルド・アルカン、音楽はジェーン・カウァー、ダグラス・ラッキーが各々担当。出演はロバート・ローガン、スーザン・ショウ、ホリー・ホルムズなど。本国公開原題は The Adventures of the Wilderness Family。

1976年製作/アメリカ
原題:Adventure Family (The Adventure of the Wilderness Family)
配給:東宝東和
劇場公開日:1977年2月19日

ストーリー

大都会ロスアンゼルスで働くスキップ(ロバート・ローガン)は、娘の健康を考え、ロッキーの山中に移住する。山での生活はスキップの夢だったし、息子達にも大自然の中ですくすくと成長してほしかったからだ。はてしなく広がるロッキーの大自然、人里離れた生活が始まった。すまいは古い小屋、ここはアライグマの遊び場となってい、一家で寝起きするには狭いので、スキップは増築にとりかかった。ある日、スキップとトビー(ヘイム・ラーセン)は親グマをなくした子グマを連れて帰り、家族のメンバーに加えた。新しい家が完成した日、町から初めての郵便が飛行機より投下された。友人からの手紙、学校からの教科書。ひさしぶりの都会の匂いだ。ピクニックなどの楽しい日々、40キロ離れたところのブーマー爺さん(ジョージ・B・フラワー)は、凶暴な人喰いグマがいるからと忠告してくれた。数日後、彼の言葉通り、人喰いグマが現われた。母親のパット(スーザン・ショウ)と子供のジェニー(ホリー・ホルムズ)は命からがら逃げてきた。スキップが家に帰った時には、ジェニーが42度に近い高熱を出していた。ふもとの町へ通信機で医者を呼ぼうとしたが、あいにく通信機は故障。スキップはカヌーで川を下るが、天候が急転し、強風と濁流が、カヌーを奔流に呑みこむ。一方、嵐の中の山の一軒家では、家族が不安な一夜をすごしていた。そこへあの人喰いグマがやって来たのだ。窓をブチ破り、戸を壊しながら、家族を襲う。ライフルをかまえるパット。だが、そこへ以前一家でピクニックにいった時知りあった人なつっこいクマ、サンプソンがあらわれたのだ。嵐夜の中のクマの一騎打ち。サンプソンが勝った。恐ろしい一夜があけ、朝日がさんさんと降りそそぎはじめると、ジェニーの熱も下がり、スキップも医者と共に戻ってきた。たしかに自然の中は美しいが、きびしい。スキップは家族のため、都会へもどるかどうか悩んだ。だが、パットは笑い顔でみんなに語りかけた。『さあ、みんなで家の掃除よ! 』。空はもう秋だった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

フォトギャラリー

映画レビュー

3.5子供の頃に親子で映画館に見に行った

2021年7月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

字幕をぎりぎり読める年齢ぐらいで、文字を追っかけるのが大変だった記憶があります。お話は、ぜんそくに苦しむ娘のジェニーのために、気候のいい閑静な住宅地を物色しているうちに、何だか衝動的に「いっそ、ロッキーの大自然に囲まれて暮らしたら楽しいぞ!」みたいな決断を下して引っ越す親父のわがままに振り回される家族のお話。でもみんな文句も言わずについてくるあたりはさすがに昔の価値観だなあと思う。今なら、子供を連れて、嫁さんはさっさと実家に帰ってしまうのが関の山だろう。ちょうど、光化学スモッグとか、公害が話題になっている時代で、都会で生活するたいへんさと、逆に田舎で生活する不便さ、大自然の厳しさに、変なあこがれのような気持ちを抱かせる、不思議な魅力にあふれた映画でした。特に、巨大なクマに家を荒らされて銃で対抗しようとしたら、人間になれているクマだったなんてエピソードは子供心にときめいたものです。
すごくシンプルなお話で、続編も撮られるほどヒットした映画ですが、今見ると粗いんだろうな、いろいろと。

2017.12.25

コメントする (0件)
共感した! 0件)
うそつきカモメ

3.5とてもシンプル且つ嫌みのない典型的なファミリームービーです。気持ちよく観れます。

2021年1月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

①アメリカの良いとこだけ描けば、こういう映画になるんでしょう。私は好きですよ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
もーさん
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

他のユーザーは「アドベンチャーファミリー」以外にこんな作品をCheck-inしています。