コント55号 宇宙大冒険

劇場公開日:

解説

「ひばり・橋の花と喧嘩」のジェームス三木が脚本を書き、「大日本スリ集団」の福田純・逢沢譲が監督、撮影を担当したシリーズ第四作。

1969年製作/72分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1969年12月20日

ストーリー

勤皇党の坂本桂馬と新選組の芹沢角、芸者小菊は、パラド星から派遣されたドグマに捕われ、円盤に乗せられた。パラド星連邦は平和すぎて、人民に闘争本能を復活させるために、地球人の好戦的な性格を導入しようと三人を誘拐したのだった。やがて、一行はパラド星に到着した。そこは、地球そっくりで、日本列島に酷似していた。生活は快適で、三人はすっかり怠惰になった。それを見た連邦政府の要人たちは、三人を連れてきたドグマを死刑にしようとした。桂馬と角は、ドグマの危機を救うべく、対決したが、いずれも勝負は、引き分けに終った。最後のグラン・プリレースの暴走で、二人の車は激突した。二人は脳底を骨折して、手術され、大脳から闘争本能の本体を抽出された。それから、ゲバルト混合剤が製造され、これを飲んだパラド星人たちは、猛ハッスルし、到る所でゲバルトが、続発した。その頃、パラド連邦から脱退したキレジ島で核実験が成功し、パラド連邦も、これに対抗すべく、ミサイルの開発に乗り出した。パラド星の崩壊を察知したドグマは、二人と小菊を円盤に乗せて脱出させた。円盤が舞上った瞬間、パラド星は原子雲に包まれた。二年半たって、円盤は無事地球に戻ってきた。しかし、喧噪と混乱はパラド星末期と同じ。桂馬と角は、戦争だけは止めてくれと連呼し、精神病院に入れられた。そこで二人は、楽しげに、ズイズイズッコロバシに興じるのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

3.0地球人への皮肉

2019年12月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 宇宙大冒険というタイトルなのになぜか時代劇で始まる。虚無僧に誘われるまま、二人はなぜか宇宙船に乗り込んで、宇宙へ飛び立ってしまう。その虚無僧(川口)はパラド星人だったのだ。パラド星は滅びかけていて、二人を救世主として迎えたかったのだ。しかし到着してみると、実は地球人の闘争本能が欲しかったため、二人を戦わせてその本能だけを抜き取ろうという計画だった。

 闘争本能を植え付けられたパラド星人はやがて核戦争を起こし、滅んでしまった。なんだか手塚治虫の漫画のネタのような内容。地球人ってのはこんなに酷い性格だったんだぁ。最後には現代に戻ってきた二人だけど、闘争本能が全くなくなるのも問題なんですね・・・地球人に対する皮肉がこもってるけど、ヘンテコな内容だ・・・コメディだからしょうがないけど。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
kossy
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

他のユーザーは「コント55号 宇宙大冒険」以外にこんな作品をCheck-inしています。