「オマタセ、ベイベー。イッツ・ショータイム。」まだまだあぶない刑事 syu32さんの映画レビュー(感想・評価)
オマタセ、ベイベー。イッツ・ショータイム。
「あぶない刑事」劇場版シリーズ第6作。
DVDで鑑賞。
「フォーエヴァー THE MOVIE」でてっきり死んだと思っていたのに…生きていてくれてありがとう~!(泣)
…というわけで、久し振りのシリーズ復活となった本作ですが、時代の変化と寄る年波がタカとユージを絶体絶命の危機へと…全然導かないのが痛快の極みでした!
ふたりがアンダーカバーコップとして韓国へ潜入捜査をしていた間に、ハマも港署も様変わり。
パソコンに強くてどこか世間を斜に見る新人刑事コンビが加入したかと思えば、“トロい動物”町田透がなんとなんと捜査課課長に! 薫ちゃんは少年課課長、松村さんは港署署長、深町さんは神奈川県警本部長に!
人事異動と昇進の嵐でございますが、人間関係は相変わらず。透は一応、タカとユージの上司ですが、やっぱり頭が上がらない後輩のままでした…(笑) 薫ちゃんのコスプレも変わらぬクォリティー(笑)
帰還早々連続狙撃事件が発生し、新人刑事たちと捜査に向かいますが、最新テクノロジーと体力の衰えにてんやわんや(笑)
まさか、ユージが得意の走りで負けて、なおかつ足が縺れて転んでしまうだなんて! …ショック以外の何ものでもありませんでした(笑)
しかし、そこはタダでは起きないふたりのこと。「若いもんには負けへんで!」と言わんばかりに、アナログ的手法と長年の経験を駆使して数々の危機を乗り越えていくのでした…。もちろん、一気に(笑)
意外な犯人の正体が明かされ、超満員のサッカースタジアムに持ち込まれた核爆弾(!)を巡る攻防戦に手に汗握りました。
切ない展開に、ふたりの刑事としての矜恃や信念が垣間見れたようで、めちゃくちゃエモーショナルでした。タカの決断が一番心に来ました…。
当初は本作が完結編とされていましたが、後年「さらば」が製作され歓喜に震えました(笑)