劇場公開日 2004年11月20日

「思春期に観てよかった」雲のむこう、約束の場所 夏蜜柑さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0思春期に観てよかった

2017年11月4日
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小説版「雲のむこう、約束の場所」を読んで深く感動し胸を締め付けられ、期待と不安でドキドキしながら映画を観ました。

私は小説から入ったため苦ではありませんでしたが、
初見の方にはわかりづらい描写が多いかと思います。
少し退屈だと思ってしまうシーンもありました。

映画を観てみて「嫌いじゃないけど、なんだか釈然としない」という方がいらっしゃいましたら、是非、小説を読んでいただきたいです。

私は現在思春期真っ只中で、
言い知れぬ不安や虚無感で胸が苦しくなったり負の塊に押しつぶされそうになったりします。
けれどもそのようなマイナスな気持ちだけではなく、何かに強く惹かれ憧れる気持ちも、とても深くあります。

そしてその強い憧れの気持ちも少しずつ失われてきていることを感じています。
当初はそれだけでこの世界の全てが満たされて他には何もいらなかった。
でも今はそうではないことを知っているし、あのときの気持ちはもう価値を失いつつある。

そういったいわゆる思春期の葛藤を、新海誠監督は非常に繊細に美しく素敵な作品にしてくれます。

当事者(思春期の人間という意味で)の私としては、
涙なしには観れませんでした。

それに、エンディングの曲は監督が作詞をなさってるのですね!
(勘違いでしたら申し訳ないです💧)
とても暖かみのある素敵な音楽です。

また何度も観る作品になると思います。
もっと歳を重ねて観てみると全く違うように感じるんだろうなぁ。
その日が楽しみです。♪

夏蜜柑