劇場公開日 2004年5月8日

「印象に残る素敵なシーンが多い、けど…」世界の中心で、愛をさけぶ りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0印象に残る素敵なシーンが多い、けど…

2020年2月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

楽しい

興奮

およそ15年ぶりの二回目?の観賞。
ドラマも原作本もその頃に観ました。

タイトル、主題歌、俳優陣は高得点!
ただ、ストーリーが点と点を合わせてるようで、うまく繋がってない印象。

いい話ではあるんだけど…感動出来ず、余韻も残らない。でも、1986年を舞台にしてるノスタルジックさや高校生の時の恋人を忘れられない苦悩を重苦しくなくかかれている所が好きです。

映画だけだと、ぎゅーっと押し込めてる感じで、ドラマ、本を観てない人にはかかれていない部分を想像するのは難しいかな。

アキがサクを好きになったきっかけや肝心のアキの病気の状態などがよく分からないまま、ストーリーが進んで行くので入り込めないのかも。
でも、印象的なシーンが多く、よくも悪くもアルバムをめくっているような映画でした。

また、高校生役を十代が演じてることがすごくいいなと思います。素朴さとまだ磨かれていないところが素敵だなと思います。

大人になったサクを省いて、高校時代だけをもっと濃くして欲しかった。大人のサクが救われたのを観れて嬉しい半面、その後を想像する機会が奪われ余韻が残らず微妙な心境です。

でも、二十歳の時に観た恋愛映画を15年後に観て、またおもしろいと思うことはほぼないので、ほどよいノスタルジックな気分になれてよかったです。

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りりまる