劇場公開日 2002年11月2日

「素晴らしい」たそがれ清兵衛 くーさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0素晴らしい

2023年1月16日
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この映画を真田広之と宮沢りえでつくってくれてありがとうと言いたい。

真田広之が斬る相手が田中泯というのも、他の人では考えられない。

貧しくてぼろぼろで、でも必死にささやかな幸せをきちんと握りしめて生きる。同僚たちにたそがれと呼ばれ(馬鹿にされている)のもたぶん承知で、それでも、ふてくされたりせず、自分にとって一番大切な家族と真っ当に生きてるのが愛おしい。

岸惠子が最後に言ってたように、たそがれ清兵衛は幸せだったと思う。

たそがれ清兵衛が幸せだと思うようなことを幸せと感じる人間でいたい。

最高の邦画の一本。

くー