劇場公開日 2001年9月15日

「【邦画青春コメディ映画の嚆矢的作品。矢口史靖監督のオリジナル脚本も冴え渡る。現代邦画を支える俳優さん、多数出演作品でもある。】」ウォーターボーイズ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【邦画青春コメディ映画の嚆矢的作品。矢口史靖監督のオリジナル脚本も冴え渡る。現代邦画を支える俳優さん、多数出演作品でもある。】

2020年5月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD、映画館

笑える

楽しい

幸せ

■久しぶりに鑑賞した感想
 1.邦画青春コメディ映画は現在では多数あれど、今作はその先駆け的な作品だったのだなあ、とシミジミ・・。

 2.矢口史靖監督のプロットが冴え渡っているなあ・・、とシミジミ・・。
  ・釣り堀プールからの、金魚掬いシーン。そしてそのまま、水族館でアルバイトの流れ。
  ・”アルバイトトレーニング”の幾つか
   ー”ガラス拭きトレーニング” で、立ち泳ぎ、ラッコ、フラミンゴまで出来るように・・。
   -”ゲームセンターステップマシーントレーニング で、シンクロの動きバッチリ!

 3.男女関係なき恋愛の面白き描き方・・
  ・久しぶりに見ると、佐藤君(玉木宏)に恋する早乙女君(金子貴俊)の関係性など、序盤から上手く描かれているなあ。(当時、全く気付かず・・)
  ・オカマバーのママ(柄本明)の”ウォーターボーイズ”への絡み方。

 4.良ーく見ると、現代邦画を支える俳優さんが沢山!
  ー何人、分かるかな? 商店街の”一部の人達”ってずっとエキストラだと思ってたよ!-
  ・大ヒットした映画に”メイン役”で出演した事実って、その俳優さんたちの人生を左右するのかなあ、とシミジミ・・。(大袈裟かな?)

<矢口史靖監督の練り込まれた脚本の凄さを再認識するとともに、公開当時に全く気が付かなかった事が、沢山盛り込まれていた作品。>

NOBU