劇場公開日 1999年10月23日

「オヤジのファンタジー・・・「皆、月でした」」皆月 ratienさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0オヤジのファンタジー・・・「皆、月でした」

2024年5月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

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萌える

この映画、吉本多香美さんのソープ嬢姿を見たいがために鑑賞した想いがあります。
吉本さんと言えばあの「ウルトラマンティガ」で清純な可愛らしい隊員を演じていたはずなのに・・・。
そして、鑑賞後、あまりのギャップに打ちのめされた気分でした。 でも、当初の目的と違って、非常に魅入ってしまった・・・大好きな映画の一本になってました。

数年後、縁あってか久しぶりに鑑賞する機会が訪れました。何年かを得た後の鑑賞というのも非常に感慨深いものがあり、当時の思い出に浸るとともに新たな視点での想いというものが出てきます。 くしくも奥田瑛二さん演じる主人公の年齢と同年代の頃の鑑賞で、ますますの親近感を持って映画に魅入ってしまいました。
若い娘と良い仲になれる夢のような話で、羨ましかったです。

そして、今回。
年代は自分の方がかなり上になりましたが、定年退職となったことから、作中の奥田瑛二さんと同じような立場として、ますます親近感を持っての鑑賞となりました。
勿論、羨ましいという感覚が前面にはあったのですが、連れ添ったカミさんが出ていってしまったら・・・
なんて、不安も過りながらの鑑賞になっちゃいました。
やっぱり見る時の状況により、感じ方は変わりますよね。

それでも、あのラストシーン!何度見ても素晴らしい。あそこですべてが報われた気がします。
実に微笑ましい。実に可愛らしい。
そして、同年代の男にとって、本当に夢のまた夢のような物語です!
本当に大好きな一本です!

ratien