母を慕いて

劇場公開日:

解説

製作は「恋文裁判」の石田清吉、阿木翁助の原作を、「東京のお嬢さん」の池田忠雄、三郎に、「天明太郎」で齋藤良輔に協力した中村定郎を加えた三人の共同執筆により、「初恋トンコ娘」の斎藤寅次郎が監督に当っている。撮影は「感情旅行」の服部幹夫。主演者は、「鞍馬天狗 角兵衛獅子(1951)」の美空ひばり、「春怨」の坪内美子、「東京のお嬢さん」の日守新一、「恋文裁判」の沢村貞子などのほか、清川虹子、坂本武、望月美惠子の脇役陣、田端義夫、近江俊郎等の歌謡歌手、淡島千景、灰田勝彦、晴彦兄弟、岡晴夫などの特別出演がある。

1951年製作/84分/日本
原題:The Foster Mother
配給:松竹
劇場公開日:1951年7月27日

ストーリー

瀬戸内海の小島に、勘三おつな夫婦に育てられた弥生は生みの母で、京都の祇園に料亭を持った夏江にひきとられて行く。勘三夫婦は弥生が実の娘のように可愛かったが、弥生の幸福を思って夏江にかえした。夏江を棄て去った小倉進は現在の妻秋子の許へ入夫して武男という子供も出来たが、昔の罪を詫びる心から、弥生を引取ることを申出た。弥生を良家の娘として世に出したい心から、進の許へ渡したが、東京での弥生の生活は幸福ではなかった。しかし夏江はそうとは知らず、腹膜炎で、弥生の踊りを見ながら死んだ。夏江の臨床に馳けつけた進を怒って秋子は離婚を決意するが、弥生の優しい心使いに自分のかたくなを恥じ、改めて弥生たちとの新しい生活にはいった。

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