劇場公開日 1967年10月21日

「嗚呼、スパイ映画がギャング映画に…」爆破3秒前 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0嗚呼、スパイ映画がギャング映画に…

2014年1月15日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

小林旭の1967年の日活作品。

内務局諜報部の工作員・矢吹は、戦時中に日本軍が某国から略奪した財宝を私物化しようとする一味を追う最中、敵側のボディガードとして雇われていたかつての同僚と再会する…。

あらすじはなかなか面白そうなアクション作。
なので、いつもの小林旭出演作品よりちょっぴり期待して見たのだが…

もし、今作られていたら、大作アクションとなっていた事だろう。
しかし作ったのは、当時の日活。
スケール感にも緊迫感にも乏しいB級映画に…。
せっかくのスパイ物の題材を活かせずに、定番のギャング物になってしまっているのが、目を当てられない。

小林旭はアウトローの役柄は合うかもしれないが、アクション俳優には体の動きが鈍過ぎる。
対する若き日の高橋英樹の方が儲け役。

近大