劇場公開日 1958年5月20日

「処女作にして今村昌平感が満載」盗まれた欲情 Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0処女作にして今村昌平感が満載

2021年11月27日
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鑑賞方法:VOD

旅芸人一座のヌードショーや花形役者の演技に熱狂する村民達やチャッカリと稼ごうとする老婆達を描いていて、田舎の庶民のエネルギーとバイタリティを感じさせる。

最後、主人公長門裕之が姉南野洋子にでなく自分のものになりそうで、父の勧めも有り一座を出て彼に何処へでもついていくことにした喜多道枝の幸福感一杯の笑顔が、女性の逞しさを感じさせて素晴らしい。

Kazu Ann