劇場公開日 1969年8月1日

「「特撮」なりの良さがある良作。」日本海大海戦 zeruminaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5「特撮」なりの良さがある良作。

2020年2月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

興奮

とにかく「東郷平八郎」が物語の中心にすわっていて、 三船敏郎の好演もあいまって安心して見ていられるのが良い。群像劇の歴史ものって、破綻すると目もあてられないから(笑)
それでいて、旅順攻略戦などの著名なエピソードも過不足なく回収する辺り、娯楽作として好感が持てる。

2020年現在、この作品にたどり着く道筋の大きな一つは円谷英二かと思われるが、その面においても満足度は高いと思う。
クライマックスの海戦シーンは「特撮」ならではの雰囲気があって熱い。
ミニチュアである事がわかってても、カッコ良いものはカッコ良いんだよなぁ…
技術も大事だが、映画なんだから見せ方ひとつ、って事だよねぇ。

zerumina