劇場公開日 1996年12月28日

「話よりも登場人物の存在感でみられる」虹をつかむ男 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0話よりも登場人物の存在感でみられる

2014年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

楽しい

総合75点 ( ストーリー:65点|キャスト:80点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 「ニューシネマ・パラダイス」と「男はつらいよ」を組み合わせたような、映画愛を語る人情劇。映画の良さを作品の中に含ませ伝えるというよりも、映画の良さを劇中で主人公に語らせるというずいぶん直接的な演出をしながら、そこに人間関係のことをもってくる。話としてはそれなりだったけれども、映画のことで頭がいっぱいの映画馬鹿を演じる西田敏行と、彼との大人の恋の相手役の田中裕子とはじめとする彼らをとりまく出演者の存在感と演技が良くて、だんだんと共感して引き込まれた。

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Cape God