劇場公開日 1983年4月29日

「木下恵介のほうがいい」楢山節考 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0木下恵介のほうがいい

2021年2月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 木下作品と違ってセックス描写がリアル。シーンのつなぎ目に小動物のカットを織り込んで、人間の生と性を対比させている。

 けさ吉も嫁をもらうとはりきって、あまやの娘松と子供を作る。しかし芋の盗難事件が発覚して松までもが一家の罪人と一緒に埋められてしまう。この残酷でもあるシーンもリアルだ。あき竹城がでっかいおっぱいをブランブランさせているシーンとか倍賞美津子に女を教えてもらう左トン平が熱演(?)だ。

 リアルさと生と死の対比を上手く表現している点では木下版よりも凄いのだが、ラストのシークエンスの面白さではかなわない。

kossy
kossyさんのコメント
2021年2月13日

talismanさん、やっぱり日本人的には木下恵介版なのでしょう。ただ、記憶に残るのはこちらの坂本スミ子さんなのかなぁ・・・て感じです。

kossy
talismanさんのコメント
2021年2月13日

木下版、見てません!田中絹代さんなんですね。見なくては!

talisman