渡世無頼

劇場公開日:

解説

商社マンが復讐のために極道の世界に身を投じて活躍する姿を描いたアクション。原作は 『週刊漫画サンデー増刊ビクトリー』連載の、喜田健夫原作、渡辺みちお劇画による同名のコミック。監督・脚色は「銀座警察 武闘派刑事」の高瀬将嗣。主演には「8マン」の宍戸開があたっている。スーパー16ミリ。

1995年製作/89分/日本
配給:ヒーロー
劇場公開日:1995年3月11日

ストーリー

一流商社マンの南良二と関東叶組一家総長・叶清三郎の義娘・美奈子との挙式の日、美奈子は義父の清三郎と共に爆殺されてしまう。ヤクザ同士の抗争に巻き込まれてしまった妻の復讐を誓った良二は、会社を辞職し叶一家の六代目として跡目を継ぐことになった。しかし、相変わらず叶一家を狙った攻撃は後を絶たず、身の安全を守るために良二は、学生時代の友人で海外の外国人部隊で傭兵として訓練をうけていた円野多魚を日本に呼び寄せることにした。ある晩、良二は訪れたクラブで美奈子と瓜二つの千波というホステスと出会い、彼女とデートを重ねるうち、いつの間にか千波を美奈子にダブらせていくのだった。一方、叶組を襲った連中がヤクザではなく過激派の類いであったことが分かり、連中を捕らえた円野や一之瀬らは、彼らを操っている人物の名を暴力によって吐かせるのであった。ところが、そこからは意外な事実が判明した。今回の抗争の糸を影から引いていたのは、侠英連合会総長で良二の相談役でもあった早明浦であった。叶組を邪魔に思っていた早明浦は、過激派の連中を使って遠回しに叶組撲滅を狙っており、しかも、千波は良二たちの動きを見張らせるために早明浦が送ったスパイだったのだ。ついに復讐の時は来た。良二は一之瀬に叶組の後を任せると、円野と二人で早明浦の屋敷へ乗り込んで行った。激しい銃撃戦の末、良二と円野は早明浦と千波を撃ち、復讐を果たすのであった。

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