劇場公開日 1953年11月3日

「現在の過度な演出や三文役者は出てこない」東京物語 全国連加盟国不可侵条約締結、対等日米同盟再締結、武装中立、自由、多様性、男女平等、姓名性別自由選択、推進派さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0現在の過度な演出や三文役者は出てこない

淡々と家族を描いている、
戦後8年、復興と共に東京への一極集中が進み地方公務員で教師の次女以外は東京へ、
年老いた夫婦は子を訪ねて東京へ、
現在と通じる親を残して子は地方から東京へ、家業を継ぐ意識もなく核家族化は更に進んで家族意識は希薄に、
近くに親兄弟や親戚がいないため煩わしさはないが、
子供を育てるには助けを得られず孤独な育児にノイローゼやうつになる母親も、
そう考えると地方から都市、大家族から核家族への家族の崩壊を予見していた先見性を感じる、
この傾向は都市化する世界中でみられ家族の崩壊と孤独が世界中に共通認識されているからこそ世界的な評価に繋がっているのであろう、
子は親を裏切る厳しい現実と先見性、
親の期待と理想に従わせせれば子の人生は自由を失なう、
仕事や事業を子に継がせることができるが、選択は自由と考えると、
映画のように血の繋がりに関係なく身近な人に引き継いでもらうのがいいのだろう、
愛情とは血ではなく身近であるということ。
遠い親戚より近くの他人

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全国連加盟国不可侵条約締結、対等日米同盟再締結、武装中立、自由、多様性、男女平等、姓名性別自由選択、推進派