劇場公開日 1953年11月3日

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「親孝行」東京物語 りかさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0親孝行

2024年2月12日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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りか
とみいじょんさんのコメント
2024年4月10日

共感とコメントをありがとうございます。

シビアシビアでしたねぇ。
本当に、おおらかなご両親であるからこそ、観ていて辛かったです。

 ただ、長男・長女も親孝行したくなかったわけではなかったと思います。何もできない心苦しさから、せめて楽しんでもらいたい、熱海も評判が良いところだから行かせたいと選択していました。ただ、どんな評判で、どんな人たちに評判かのリサーチがなかっただけで。若者主体の町内会の慰労会だったら「すばらしかった」という評になったのでしょう。今はレビューとかで事前に調べられるから便利ですね。
 三男は間が悪かったし。
 今みたいに、ラインやメール・電話で、皆の都合をつけて、一緒にハワイ旅行(熱海も復活しているから熱海旅行?)とかなら良かったのに。今は本当に便利ですね。

 生活の基盤が分かれてしまった悲劇と言うか。
 長男は医師として残してきた患者を思っての早々の帰宅でしょうし、長女は薄利多売の事業主。休みが続いたら同業他社に顧客を取られそうですし。紀子のように、被雇用者として、休み(有休・忌引き・土日休やお盆休暇)が取れてonとoffがはっきりしている職業かどうかというのも、長男・長女と次男の嫁の行動を分けているかなと思います。三女も、教師として雇用されていますが、仕事中に家に戻れる就業スタイルでした。
 子どもの自立との兼ね合い。嫁姑問題や実家から自立できない嫁、パラサイトや母子共生から抜け出せない家族も存在している現代。
 家族であっても、家族だからこそ、距離の取り方が難しいと思いました。

とみいじょん
Mさんのコメント
2024年2月14日

どちらかというと今の方が親は子どもに優しくなり、子どもも厳しくされなかった分、親に優しいのかもしれません。
また、今と違って生きていくだけでも大変な時代だったのだと思います。

M