天使と野郎ども

劇場公開日:

解説

金子担と猪谷寧が共同で脚本を執筆、「人間狩り」の松尾昭典が監督したアクションもの。撮影は「ノサップの銃」の萩原泉。

1962年製作/80分/日本
配給:日活
劇場公開日:1962年2月11日

ストーリー

ここはある都市。競輪場の利権をめぐって赤木組と新興勢力の黒田組とは、ことごとに争っていた。組長赤木の片腕猪ノ原は強気一点張りだが、黒田は県会議員の谷山をだきこんで赤木組を狙っていた。また組の兄貴株の上村義雄は、愚連隊のあこがれで、度胸も腕ッ節も一流だったが、やくざの世界を嫌い、足を洗おうとしていた。だが、弟の健児はやくざに憧れ兄の義雄のようになりたいと、いっぱしのチンピラを気取っていた。ある日、赤木組は黒田組の本拠に殴り込みをかけたが義雄は拳銃にうたれ病院に運ばれた。そこで義雄は、看護婦の妙子と知りあい、将来を誓いあった。退院した義雄は赤木に盃を返したいと申し出た。ちょうどそんな時、谷山が県庁の要職につき、黒田組と結託して、赤木組を圧迫していた。赤木と猪ノ原は義雄の申し出に交換条件として、黒田の暗殺を命じた。それを知った健児は、代役を買ってでて暗殺に失敗した。黒田は一命をとりとめて病院に運ばれたのだ。その失敗を赤木組長になじられた健児はやけくそになり、黒田を殺しに再び病院に走った。その傷害事件が弟健児の仕業としった義雄は、赤木組にかけつけた。そこで義雄は、赤木と猪ノ原の「健児が黒田を殺ったらサツに健児を売ってしまえ」という相談を壁ごしに聞いて怒りを爆発させた。「畜生!やくざなんてこんなものか」義雄は二人を射殺すると、健児にだけは殺しはさせないと後を追った。病院では黒田の手術が行われていた。健児が引き金を引こうとした時、義雄が飛びこんで来た。健児は殺人をまぬかれた。だが、義雄は刑事に引かれて行った。その帰りを待つ妙子と健児の顔は涙でぬれていた。

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