劇場公開日 1968年7月21日

太陽の王子 ホルスの大冒険のレビュー・感想・評価

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3.5すべてを凝縮

2024年5月6日
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鑑賞方法:映画館

高畑勲展で餃子の王将のCM(餃子1日、百万個〜)のような予告を見て圧倒されたのだが、本編はようやく見れた。後のジブリ作品を全て凝縮したような世界・作画・演出である。『ゲ謎』の前にこれを見ようぜ。

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ouosou

5.0時代を考えると、すごいの一言

2024年3月29日
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宮崎駿が製作を手掛けた作品。
ルパン三世 カリオストロの城(1979)を世に出した10年も前にこの作品は作られています。
完成までに3年を費やし、アニメーションとしてはそれまでの常識をはるかに超える費用がかかった為、質の高い作品をつくりながらも公開当時は振るわずに東映でも評価されなかった。
今では再評価され、東映の製作した長編アニメ映画の最高傑作の1つに数えられている。

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ビン棒

4.0【1968年公開で、この作品レベルの高さに驚いた、人間の持つ善性と、悪性を見事に描いた作品。画のトーンもどこかで見た様な、と思ったら・・。】

2022年6月23日
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鑑賞方法:TV地上波、VOD

悲しい

知的

幸せ

■年代的に観れる筈がないのに、この作品は幼き頃に観た、確かな記憶がある。
 TVで再放送したとしか思えない・・。

 何故ならば、この作品は単なる勧善懲悪の話ではなく、悪魔グルンワルドの妹、ヒルダがその心の中に、善性と悪性を兼ね備えているという斬新な設定や、ホルスを助ける岩男のモーグや、氷の悪魔グルンワルド達、登場人物のキャラが立っていたからであろう。

 氷のマンモスや、透明な氷の空飛ぶ狼の鮮やかな動きなども、良く覚えている。

 又、画のトーンも後年楽しみに観ていた、「未来少年コナン」と、久方振りに鑑賞すると似ているなあ・・、と思ったら、若き高畑勲さんと、宮崎駿さんが、重要な役割を担っていた事を資料により知った。ビックリである。

<そう考えると、今更ながらに、日本のアニメを牽引して来た高畑勲さんと、宮崎駿さんの凄さが改めて実感できる作品である。>

 ■子供たちが小さい頃、”もう、勘弁してください・・”と言う程、一緒に観た(観させられた・・。我が家には、宮崎アニメが全て揃っている。)宮崎さんと高畑さんの名作アニメのレビューを、少しづつ挙げて行こうかなあ・・。>

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NOBU

1.0つなぎだらけ

2022年2月16日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

ストーリー:悪魔は世界を牛耳り、妹、弟と称して見込みのある少年少女を手下に取り入れようとするが、少年は飽くまで世界平和のために戦う。

目を見張る空中浮揚感や化け物退治のアクション感はたまにある。
アニメとして評価できるのはそこだけ。
アニメとしてそれ以外の場面は、ちょっとひどい。これは大作家の作品だからと言って我慢する必要はない。駄作と言っていいレベル。

話の展開としても、話のための話が続き、だりい。
勇気と勇敢と説教臭さを継続するためむりくりくっ付けたようなイベントが続きさすがにキツい。
世界を征服した悪魔といいつつ1つの村しか出てこないので、肩透かし感はんばない。

子供向けの映画ではない。かと言って大人の鑑賞に耐えるレベルの映画でもない。

今週の気付いた事:駆け出しの頃は誰にでもある。

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ほとはら

5.0ヒルダに命を吹き込んだ市原悦子さん。稀代の名優の技。

2020年10月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

幸せ

萌える

未来に残したいアニメと聞かれたら、
『ガンバの冒険(TV版)』『宝島』『未来少年コナン』と、この映画。

初見は小学生。4年生だったか。
TVアニメやディズニーでは、基本的に勧善懲悪か王子に助けられる無力なプリンセス。
そんな中で出会ったこの映画。
 スピード感あふれる風の狼との攻防。カジキマグロとの闘い。ラストの攻防。モーグとマンモス。胸が躍った。
 あんな結婚式を夢見た。
 でもそれだけではなく、策謀、陥れ、裏切。
 葛藤、迷い…。
 ヒーローの活躍もあるけれど、ヒロインの喜び・悲しみ、そして決断。
 澄み渡るような楽曲、踊りだしたくなる楽曲。
なんていう映画なんだ。画面にくぎ付けになった。

再見。
 大胆な動き。静止画としても美しい水彩画のような背景。そこにデフォルメされたキャラクターのバランス。なんて見事なんだ。生活苦にあえいでいた頃の暗い色調から、魚の遡上に合わせて色彩から変わるところなんか、その変化に合わせて心が躍る。
 ヒルダやグルンワルド達を、寒色の青・紫・白・銀にまとめ、ホルスや村人を太陽のオレンジを基本としたアースカラーでまとめているところも見事。村長たちは彩度が暗かったりするところもツボ。
 そんな画面に見惚れているが、その絵に命を吹き込む声。平氏、東野氏、小原さん…。
 その中でも出色は市原さん。幼く見えるこけしのようなヒルダの顔(注:森康二氏のデザインのファンです)。だが、市原さんの声が入ると、少女のような、とてつもなく年上のような。魅惑的に人を誘い、どこか冷たく突き放す。高貴な姫でもあり、村娘でもあり。孤高の存在でもあり、でも寂しげな…。勿論、絵のヒルダの表情も多彩に変わる。歌声も、どこまでも澄み切って、村人ではないけれど、手を止めて聞き入りたくなる。歌っている歌詞はとんでもないのだが…。よくぞ、ここまで声質が似た方を見つけたもんだ。
 アイヌユーカラを基にした劇『チキサニの太陽』を基にした物語。アイヌの話ではヒットしないという、会社の判断で、漠然と北の国の話としたとのこと(『東映動画 長編アニメ大全集 上巻』より)。この話の素朴さ・人間賛歌はそこから来ているのか。良質な児童文学さながらの物語。
 「世界を救う」的な中二病的な話が蔓延している今としたら、スケールは小さいのかもしれないが、自分の村=全世界的な認識の子どもの頃。そうでなくとも、今自分が生活している村を救えなくては世界なんか救えない。
 「悪魔が力で村を潰すんじゃなくて、人々の心を操り破滅に誘う」というのも、物語の世界では温故知新だが、大抵のTVアニメや映画では、怪獣がやってきて潰すのが定番だったから、斬新な発想だった。

 確かに、話のつなぎが唐突に見える部分はある。
 静止画でも美しいが、アニメーションとして見たい場面もある。
 特に、迷いの森は短すぎて、展開が安直に見えて惜しい。

『白蛇伝』以来毎年長編映画を作っていた東映が、TV等の煽りを受け、いったん中断した後に、持ち上がった企画。しかし、スケジュールの停滞、予算オーバーにより、中断の話も出た中、動画を静止画にとか時間の短縮等を余儀なくされて、でも完成にこぎつけたとか(Wikiより)。
 もし、その頃の没になったセル画等が残っていて、ディレクターズカット版(監督が故人なので、当時携わっていらした方でよい)が作れたのなら、どんな作品になったのだろう。
 興行作品には、常に付きまとう問題。

興行成績が振るわなかったとのこと。でも、それで作品の出来を貶めるには当たらない。
 予告編を見たが、この映画の良さを伝えているとは思えない。
 製作者たちは高校生等をターゲットに置いていたが、会社は小学生にターゲットを置いて販促したとか。いや、昭和期、子どもに見せる映画のチョイスは大人。大人がこの映画の価値をわかっていなかったんだと思う。

今でも根強いファンがいる映画(私だが)。
一生モノの、否、未来に伝えたいと思う映画に出会えた喜び。
そんな映画をありがとう。

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とみいじょん

3.5全てのアニメのお手本

2020年6月24日
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鑑賞方法:VOD

高畑勲と宮崎駿タッグの貴重な名作だ。
冒頭のホルスが狼の群れに追われるシーンは特に秀逸で、物語に最初から引き込まれる力強さがある。
人物の動きが本当に活き活きしている。
68年製作だが、2006年に作られるゲド戦記の冒頭の狼に追われるシーンよりも優れていると感じる。
古臭い部分はもちろんあるが、善と悪の普遍的なテーマを詰め込んだ、その後の全てのアニメのお手本になる作品である。

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カメ

4.0久々にみた

2020年4月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

コロナで自粛ムードの中、TSUTAYAで徘徊する事一時間。
結局、また観てみたいと言うだけで借りてしまった。
東映マンガ祭りのシリーズの筈だが、全編が動くアニメでなかった。
狼が村を襲うシーンで欲深い村長が反撃する村人のジャマになるシーンが静止した絵になってて、時間なかったのかな?とふと思ったが、他にも何ヵ所あったので当時は普通だったのかも。

ホルスはまさにヒーロー像を地でいく感じ。安易に騙されて、村人にも裏切られたりする。

ヒルダのアルカイックスマイルは市原悦子さんがよく似合っていると思う。村を襲う悪魔の妹と言う複雑な立場の切なさは今時のアニメキャラにも負けない雰囲気がある。アイヌ民族的な格好を見ると北国感も増す。

村人も個性的で短いストーリーの中に利己的な人間や協力的な人間が登場し、ホルスの立場、評判があっさり翻ったりする。
当時の子どもたちがどんな風に劇場で観たのか?実際の反応を見てみたい所だ。

物語は現代の感覚で見るとやはりベタな展開で懐古的に捉えがちだが、当時でもこの展開はスタンダードだったと思う。

汚れた大人になった私はホルスが下着を着けてない事が気になった。

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)

5.0アースジャイアントを見て巨人モーグを思い出した正月の夢・・・

2020年1月2日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館

萌える

 小学生の頃、近所の子たちと一緒に東映まんがまつりを観に行った。多分、68年ではなく次の年に上映されたもので、子供一枚が50円だった記憶がある。その後、社会教育センターなどの無料上映会など、何度も鑑賞する機会に恵まれ、10代での鑑賞回数が10回を越えてしまったほどだ。なぜそれほど何度観ても飽きなかったのか?それは子供向けと思わせておいて、製作者側の理想社会主義的な思想が反映されていることもあり、観る度に新しい発見をしたからに他ならない。

 ただ、今見てみると、台詞を覚えている自分に驚いたり、ジブリの原点と思われる箇所に興奮を覚えたりもするが、狼やネズミに村を襲われるパニック部分が静止画になっていることに愕然とする(動いてなかったのね・・・)。さらにヒルダの冷たい雰囲気に憧れていた少年時代とは違い、ルサンとピリアの結婚式風景に感動してしまう。

 冒頭の設定なんてのは『未来少年コナン』とそっくりなので、やはりヒルダをラナちゃんと比べてしまう。悪魔グルンワルドの妹という設定だが、悪しき心を追い払うと人間になることが出来るなど、やはり魅力的なキャラなのだ。さらに細かな人物設定は丁寧に分けられていて、ここまでキャラにこだわりを見せるのも天才集団のなせる技だったのだろう。

 まずは懐かしさいっぱい。ヒルダの友だちのリス・チロ(小原乃梨子)の台詞に泣かされてしまった・・・おいおい。

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kossy

3.5泣けないヒルダ

2019年8月25日
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開催中の高畑勲展に誘われて鑑賞。かなりの数の資料が展示され、いかにしてこの映画が作られたかが叩き込まれた直後だけに、作品自体よりも、この作品の意義の方に目がいってしまう。森、小田部、奥山氏によるキャラクターデザインの数々。宮崎駿の数々の提案を示すメモや氏による大胆な構図のスケッチを見た上で鑑賞すると、終盤の活劇、展開などは宮崎氏の作風を想起させられた。誰の作風であるかは野暮かも知れぬ。後に巨匠と呼ばれる彼らが様々なアイデアを寄せあったことに想いが巡る。
村落における対立構図に迷う主人公ホルス。移ろいやすい世論と如何に個人として対峙するか。武器をとって戦う意味とは何かなどと、そのテーマ設定はかなり挑戦的である。そして子供向けアニメとしては挑戦的なキャラクター、ヒルダ。柔和、冷酷、恐怖、邪悪と実に細かく顔に出る。話全体のバランスとしては、少し突出しすぎた感すら残った。

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Kj

2.5今見ると退屈。

2019年3月26日
PCから投稿

いや、子供の頃みたときもあんまり面白くなかった。
高畑先生は作品を作ろうとしすぎたね。戦闘シーンをもっと入れて子どものころの俺が喜ぶ映画w作って欲しかった。
奥から手前にくる人物をパンで捉える演出がよく生きている。とくにアクションシーンで。これは既に宮崎駿の演出が入っているんじゃなかろうか?銀色狼が剣で斬られるショットなんか才能を感じるな。

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タンバラライ

4.5めっちゃ面白い

2018年5月8日
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半世紀前のアニメとは思えない大迫力の演出とスピーディーナストーリー展開。憂いを帯びたヒロインの眼差しが見つめる先はこの物語の本質であり、私たちの心の中のような気がしました。
少し気になったのは、敵のデザイン。

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ハワイアン映画道の弟子

4.0感情を描く

2018年4月19日
iPhoneアプリから投稿

人々の感情だけでなく、本来感情のない大地や水の動きを人がアニメートさせることでそこに感情を乗せ、表現することができる。

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cokeman_2

4.0意外なほど深い

2015年2月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

知的

ところどころしか記憶にないので,まじめに観たのははじめてか.少なくともスクリーンで観たのははじめて.話の運びや演出が古いのはしょうがないのだが,本質は意外なほど深い.

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ykono

3.5高畑勲と宮崎駿の初タッグ!一見の価値はある正統派の青少年向けアニメーション

2014年6月1日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

萌える

岩の巨人の肩に刺さった剣を抜き、“いずれ太陽の王子になる”と告げられた少年ホルス。父の死後旅立ち、悪魔グルンワルトとの戦いの中で、謎めいた少女ヒルダと出会う…。

巨匠・高畑勲の長編アニメ初監督作。1968年の作品。
作画監督に大塚康生、スタッフの一人に宮崎駿。
高畑と宮崎が初めてタッグを組んだ作品でもある。

冒頭、斧で狼の群れと戦うホルス。
作画のレベルやダイナミックで滑らかな動きは、同時代のTVアニメの比ではない。
完成に3年の歳月を費やしたという後の巨匠たちのこだわりが感じられる。

旅立ち、冒険、成長、出会い、戦い…見せ場をソツなく織り込んでいるが、やはり一番の魅力はヒルダだろう。

人々を魅了する美しい歌声の美少女。
しかし何処か孤独で孤高で人を寄せ付けない。
ヒルダにはある秘密が。
それ故、葛藤し続ける…。
今ならクールビューティーと言うか、萌えポイント。
彼女の葛藤の姿が、そのままドラマの重みでもある。

一応ホルスが主人公だが、ヒルダが登場すると場をさらってしまう。
“大冒険”と言ってる割に、メインの舞台は小さな村でスケールに乏しい。
ちと展開が早い。

粗い点もあるが、正統派の青少年向けアニメ映画として上々。
一見の価値はアリ!

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近大