劇場公開日 1956年12月26日

「【”捕食そして、地球温暖化・・。”サスペンスフルな前半と、スピード感あふれる後半と、怪獣とは言え切ないラストシーン。今作は、怪獣作品としては一級品であろう。】」空の大怪獣ラドン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”捕食そして、地球温暖化・・。”サスペンスフルな前半と、スピード感あふれる後半と、怪獣とは言え切ないラストシーン。今作は、怪獣作品としては一級品であろう。】

2023年4月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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■九州の阿曾山の炭鉱で鉱夫や警官が惨殺される事件が発生。
 調査のため炭鉱を訪れた河村繁(佐原健二)は古代昆虫・メガヌロンの姿を目にするが、落盤に巻き込まれて記憶を失ってしまう。
 数日後、プテラノドンが変異した巨大翼竜・ラドンが超音速で飛び回り、各地で暴れ始める。

◆感想

・本格的な怪獣映画である。

・ジオラマの完成度も高く、ラドンの羽の衝撃により解体していく家並み、ビル群、横転する列車の姿。

・阿曾山に戻り隠れるラドンに対し、次々に打ち込まれるロケット弾も迫力十分であるし、活火山である阿曾山が噴火し、粘性の低い溶岩が流れるシーンもリアリティ感に溢れる。

<ラスト、番いのラドンが溶岩流に呑み込まれ、もう一匹のラドンがそれを助けようとする姿も、心に残る作品である。第一級の怪獣映画である。>

NOBU
Mさんのコメント
2023年5月1日

最後、かわいそうでした。

M