劇場公開日 1989年8月12日

その男、凶暴につきのレビュー・感想・評価

全38件中、1~20件目を表示

3.5初監督作品

2023年12月18日
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鑑賞方法:VOD

最後まで緊張感を持って観ることができた。なんかハチャメチャ感は否めないが。

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ひろ4

4.0北野組のはじまり。最初から印象的なカット多めで、あのドライな感じは...

2023年12月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

北野組のはじまり。最初から印象的なカット多めで、あのドライな感じは既にここから観られた。シンプルに面白かった。

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おれ

5.0タケちゃん

2023年12月7日
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5年ぶりぐらいにスクリーンで観たけど、やっぱ良かった。

タケちゃん、演技自体は上手いわけじゃないんだけど、存在感があるので観入ってしまう。

少ないセリフと、長い間で、緊張感、緊迫感が凄い。
暴力シーンの多くも、笑ってしまうシーンが多く、楽しい。

白竜がキャラ立っていて、平泉成、岸辺一徳、佐野史郎などキャスティングもお見事。

20231206 新文芸坐

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デビット・ボーイ

3.5良作

2023年10月17日
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脚本と主役のキャラクターが面白く最後まで楽しめました

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aaaaaaaa

4.0最初の北野映画でありながら最高の一作

2023年7月22日
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本作は世間ではビートたけしとして人気絶頂のお笑い芸人として大活躍中の彼が「北野武」として監督した最初の作品です。

しかし、最初でありながらその後の彼の作品すべての共通するテーマを描き、これでもかと視聴者にその思いを突き付けてきます。

北野映画に興味ある人は必ず本作をご覧ください。

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みる

3.5静の内側に秘めた狂気

2023年7月8日
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鑑賞方法:映画館

以前から見て観たかった作品。
北野武が演じる役というのは刑事とかヤクザと言ったようなバイオレンスが似合う役が多いような気がするのですが、それはおそらく北野武の願望や分身のような存在なんだと思う。
本作はとにかく北野武の演技がいいです。
特に肩で風を切るような歩き方、殴る、蹴る、全てが様(さま)になっているような気がします。
北野武の魅力を存分に引き出した良作と言えると思います。

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canghuixing

3.5やっと観た。

2022年12月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

北野映画は『アウトレイジ』シリーズ3部作と『BROTHER』しか観てません。

邦画ギライですが、北野映画は全作制覇したいと思っております。

北野映画の、こだわりなんでしょう、サブスクないのでレンタル行きました。

記念すべき監督1作目ですが、

刑事役です。

個人的には、まあまあ。

『アウトレイジ』の方が好きです♪

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RAIN DOG

4.5死に最も近い男

2022年11月29日
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北野武の演技は徹底的なまでにシステマチックだ。たとえば冒頭でホームレス狩りの悪ガキの家に土足で上がり込んで顔を思い切り殴りつけるシーン。これが普通の刑事ドラマなら「お前には人間の心がないのか!」と喝を入れるか、そうでなくてもせめて怒りと無念に引き裂かれた苦渋の表情の一つでも浮かべてみせるところだが、北野演じる刑事は一切の言葉も発さず、一切の表情も浮かべない。

それでは彼はいったい何に従って動いているのか?受け売りの正義感でも幼稚なサディズムでもない、言うなればシステムのプログラム。「悪は断たれるべき」と、誰かがそういうコードを記述した。そして彼は現象という変数に従ってそれを実行するシミュレーターだ。同僚をヤクザに殺されたり妹をヤク漬けにされたり、いかにも人間の激情を誘うようなできごとが立て続けに起こるが、彼の暴力はただ暴力として発露されるばかりでそこに情緒の色彩はない。こいつは果たして機械なのか人間なのか?不気味の谷現象にも似た居心地の悪さが作品に張り詰めたホラーと緊張を与えている。しかし謎は最後まで明かされず、彼の劇的な死とともに映画は幕を閉じる。

しかし考えてみれば、理由律を失ったままロボットのように生きている人間というのは案外多いんじゃないか。それが単に暴力的発露に結びついていないというだけで、あらゆるできごとを感情なくシステマチックにやり過ごしている人間というのはどこにでもいるんじゃないか。ひょっとしたらあなたも私も、自由意志に従っているようで、実のところ出所の知れない定言命法に従っているだけなのかもしれない。しかしそういうシステム人間が向かう先は、本作や『ソナチネ』が示すように、悟りにも似た死の世界だ。

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因果

4.0原点にして頂点

2021年9月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

北野武のバイオレンスが詰まりまくった映画。
ヒリヒリした空気感。当時劇場で観てなんとも言えない空気、大人の空気を感じた映画。
○十年ぶりに観たが面白かった。
そして、当たり前だがみんな若かった。

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Keita

4.5北野武作品では一番おもしろい

2021年7月22日
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鑑賞方法:DVD/BD

約30年前の映画だが全然おもしろい。
北野武監督の処女作。もともと監督する予定ではなかったが、予定外で監督となった作品。
北野映画のピュアな部分がすでに出ていて、北野作品では一番だと思う。
研ぎ澄まされて少ないセリフ。画面の切り替わり、静止画の間合い。特に表情の静止画。
映像で表現する北野作品の間合いが随所に出ている。

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菜野 灯

4.0傑作でした。 川上麻衣子の可愛さに驚きました。

2021年3月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

傑作でした。
川上麻衣子の可愛さに驚きました。

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tuna

3.5アウトレイジに繋がる狂気。

2021年3月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

昔ビデオで観たが改めて。忘れていたが北野武の監督としての処女作だったらしい。確かにアウトレイジに繋がる狂気が垣間見える。アウトレイジに比べるとだいぶ落ちるし粗い筋立てではあるがまあ面白い。この頃は白竜(ケンミンショーでよく見かける)がガリガリだったのに驚いた。

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Yohi

5.0監督デビュー作

2021年3月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

興奮

映画好きを自称していましたが北野武作品は海外での受賞や評論家からの評価が高いという話は聞きつつも鑑賞したことがなかったので何から見ようか探していたところ、youtubeで冒頭のホームレスをリンチするシーンの映像を見て引き込まれたのでこの作品から見ることにしました。
結果として自分はこの作品がきっかけで北野武映画にハマり、2ヶ月の間に18本の全作品を一気に見ました。
で、その全作品の中でも一番好きなのがこの「その男、凶暴につき」です。
単純にたけしのルックスが一番色気があってカッコいいからというのもありますが、ラストの倉庫のシーンの画のカッコよさが堪らないからです。
また、セリフの少なさや説明を極力排除する点、画のこだわり、バイオレンス的要素などこれ以降の大半のたけし映画の原点になっていると思うからです。
我妻は後半の刑事を辞めて以降の約30分、実はひと言も言葉を発していないのですが、おそらくほとんどの方は気付かれていないと思います。
これは画や我妻の行動だけで心情を推し量る事ができるからではないでしょうか。
たけしがいかに言葉を使わず表現することにこだわってるかがわかります。
クレジットで脚本は野沢尚さんと記されていますが、たけし自身が映画を撮っていく過程で大きく内容を改変しています。
当初野沢尚さんはその事に激怒していましたが、その男凶暴につきの脚本を元にした「烈火の月」という小説のあとがきで映画を見て傑作だった、ラストの妹を殺すというアイデアを聞いた時は天才だと思ったという風に語られています。
30年以上前の作品ですが今見ても全然楽しめます。

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アジシオ太郎

4.0たけしは、美しくもあった。

2021年3月5日
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不気味な白竜との「親父休日薄手カーディガン無言対決」が好きだ。
映画館前での流れ弾。
手ぶらノーガードでただ歩くたけしは美しくもあったと気付く。
平成元年、か。
映画史上の事件として資料的価値ある一本。
数年に一回は見直している。

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きねまっきい

4.0たけしと白竜

2021年2月25日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

公開時はキレの良い刑事ドラマに驚いたが、再見してもそのイメージは変わらなかった。
凶暴なのは刑事のたけしと殺し屋の白竜で、二人の対決シーンはゾクゾクする。

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いやよセブン

4.0久々の再鑑賞。

2020年10月17日
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当然の事ながら、皆さん、お若いですよね。
そして細い(笑)

粗はありますし、時代を感じますが、それでも面白いのは、脚本に加えて、ビートたけしさんの演技に依るところが大きいですよね。
初監督にして主演作ですし、急遽決まった事もあって、今観ると未熟な点も無いわけでは無いですが、感情を読ませない演技は秀逸ですね。
そのせいもあって、次にどのような行動を取るのか予測出来ないため、緊張感が有り、不安を煽っているように思います。

監督としての北野武さんは素晴らしい才能の持ち主だと思いますし、お笑い芸人としてのビートたけしさんもそのセンスを含めて好きですが、演者としてのビートたけしさんもまた佳いですね。
他の作品も観返してみたくなりましたし、TVドラマなど未視聴の物もあるので、こちらも観てみようと思います。

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刺繍屋

5.0おもろい!

2020年9月22日
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久々に見直しましたが、面白かったです!ストーリーよりもピリピリの雰囲気とタンタンと進むバイオレンスを見る映画。

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もひょもひょ

4.0カッコいい

2020年9月5日
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楽しい

興奮

 ご存知北野武監督デビュー作で傑作としか言いようがないです。

 たけし演じる我妻刑事が未成年であることを利用しホームレスをなぶり殺しにした少年達に天誅を下す冒頭から痺れまくる展開が続きます。

 本当の〇〇ちゃんは良い子なんです(両親)的な、人の性善説などお構い無しにお前らが何をしたのか、を根拠に信じる道をラストまでひたすら突っ走るビートさん笑

 当初の監督だった深作欣二と意見の相違で自らがメガホンを取ることになったと言われてますが結果的に大正解でしたね。

 金獅子賞を取ったハナビも北野ブルーもなんだかなあ、と思いますがこの作品が唯一無二の北野武監督の最高傑作であるのは間違いありません。

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シネシネ団

5.0傑作中の傑作です! 30年が過ぎ去っても未だに革新さは失われてはいません

2020年6月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

異常な緊張感が全編を支配しています
無駄が一切ありません
説明シーン、セリフ、演技
過剰なものが可能な限り削ぎ落とされています
それが緊張感を生み出していると思います

もともとは深作欣二の監督で製作を予定されていたとのこと
それを深作監督が受けなかった為に、話題性で急遽、主演のビートたけしが監督することになったといいます

もし深作欣二監督が本作を撮っていたとしたらどうなっていただろう
同じ脚本でも北野武監督と深作欣二監督では、全く違う映画になっていたでしょう
一言でいえば、昭和のままの刑事ものか、平成の時代の新しい刑事ものの映画の違いだと思います

それ程、北野武監督の映画は新しいのです
手垢にまみれていません
ピカピカに磨かれた真鍮のように光輝いています
新しい時代の映画になっています

主人公の我妻刑事と新米刑事がいく酒場なら、ガールズバーと居酒屋の違い
仁藤の店なら、波止場近くの洒落たレストランと料亭の違い
清弘の子分のチンピラが聴く音楽なら、レゲエと演歌の違いです

舞台は北品川、京浜新町
深作欣二監督監督なら同じ舞台であっても、仁藤のレストランはああならないでしょう
あの場所は波止場のバーで有名なスターダストのある辺りのようにみえます
昭和の感覚なら、新宿か五反田あたりになってしまっているとおもいます

新しい時代の映像感覚がそのような舞台設定だけでなく、音楽、撮影、衣装、セットに縦横に展開されています
正に革新であったと思います

撮影も美しい
照明の使い方、光と影の造る構図の絵画のような美しさ
とくに終盤の暗い倉庫内部での逆光、白い列柱に差し込む三角形の白い外光
ハッとする美しさです

お話は基本、ダーティーハリーの日本版です
ですがそれだけに終わっていないのです

基本、主人公は何時も静かに怒っています
表面的には何を考えているのかわからない無表情に見えますが、その心理的な仮面のガードの下に沸騰しかけの怒りが圧力をもって閉じ込められているのです

その怒りは、単なる悪への怒りとかの薄ペラいものではありません
官僚的な警察組織にでも、警察内部の腐敗でも、不良少年達でも、覚せい剤密売のヤクザ組織でもないのです

そんなことを総てひっくるめて、腹をたてているのです
精神病院の入退院を繰り返しているような妹の境遇のこともそうです
自分のパッとしない人生にもきっと腹をたてているのだと思います
世の中の何もかもが面白くないのです
ムシャムシャしているのです

だから、彼の瞬間切り替えスイッチのような怒りと暴力の発動は自然で一瞬なのです
そしてそれは私達の日常の不満、イライラ、不機嫌を代弁してくれているのです

だから本作の暴力にはカタルシスがあるのだと思うのです

もしも深作欣二監督が本作のオファーを受けていたなら、北野武監督の誕生はなく、その後の世界の北野武監督も無かったのです

傑作中の傑作です!
30年が過ぎ去っても未だに革新さは失われてはいません

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あき240