劇場公開日 1986年4月19日

ジャズ大名のレビュー・感想・評価

全15件を表示

4.0幕末に駿河国に流れ着いた米国のミュージシャンと、 公務はそこそこで...

2023年8月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

幕末に駿河国に流れ着いた米国のミュージシャンと、
公務はそこそこで音楽に夢中になる藩主さん、
やけにキッチュで楽しい映画でした。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
woodstock

3.5あのメロディーを、鑑賞後3ヶ月経っても口ずさんでしまう

2023年3月22日
iPhoneアプリから投稿

ストーリーは諸々ツッコミどころ満載だが、
ええじゃ無いか、と幕末の戦の中に演奏する様は
羨ましく、自分もこうありたいと思った。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
りょう

3.5【江戸末期に、政治そこのけで黒人トリオとジャムセッションをする殿がいたって、”ええじゃないか!”筒井康隆や山下洋輔やデビュー当時の、タモリが好き勝手にやっていた頃の香りが炸裂する作品。】

2023年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

興奮

幸せ

ー トロンボーンやクラリネットに鼓や横笛、そろばん、三味線までもが加わった奇想天外なジャズ
セッションを狂ったようにする黒人トリオと日本の侍たちの姿が印象的な作品。
  物語の作りも斬新である。
  どーしても、分からなかったのは山下洋輔である・・。-

◆感想

・藩主(古谷一行)が、幕府から黒人トリオの処刑を命じられるも、鼻で笑い、彼らとジャムセッションをするラストの狂騒感は、本からは得られなかったな。

<愚かしき、幕府軍や、薩摩藩士たちが城中を行ったり来たりする中、そんなことはほかっておいて、好きな音楽に興じる藩主を演じた古谷一行さん始め、財津一郎さん、殿山泰司さん、本田博太郎さんの若き事といったら・・。
 初見だが、懐かしき筒井康隆の狂騒の原作の風合が爆発する作品である。>

コメントする (0件)
共感した! 4件)
NOBU

3.5古谷一行さんを偲んで

2022年9月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

金田一耕助でお馴染みの古谷一行さん
8月23日に癌のため死去
享年78

原作未読
原作は『時をかける少女』『日本以外全部沈没』『パプリカ』の筒井康隆

監督と脚本は『日本のいちばん長い日(1967年)』『座頭市と用心棒』『ダイナマイトどんどん』の岡本喜八
脚本は他に『丹下左膳 乾雲坤竜の巻』『南極物語』『黒い雨』の石堂淑朗

アメリカに嫌気が差し先祖の故郷アフリカに帰ろうと船に乗った黒人4名
しかし行き先はアフリカではなかった
長い船旅に4名のうち1名は病死
おまけに船は沈みかけ小舟で脱出した黒人3名は命辛々相模国の小藩の海辺になんとかたどり着く
音楽好きの藩主に迎えられた黒人3名はアメリカから持ち込んだ楽器で演奏
亡くなった黒人の遺品のクラリネットを貰った藩主は黒人たちとセッション
城中の人々が黒人3名のジャズに合わせて和楽器や算盤や洗濯板などを活用し城内の地下でドンチャン騒ぎ
ええんじゃないかええんじゃないかの皆さんもやってきてコラボする
ジャムの最中に一階ではなぜか余所者同士で刀を振り回し戦の真っ最中

凛々しい松枝姫を演じた新人岡本真実は岡本喜八監督の娘

クライマックスのセッションにミッキーカーチスが赤いジャージ姿でギターを抱え飛び入り参加
出番はないけど見学というか鑑賞に訪れたのだが我慢できずに出ちゃったんだろう

細野晴臣や山下洋輔もセッションに参加

時代劇なのにサングラスをかけたタモリはラーメン屋台を引いてチャルメラを奏でながらセッションに共演
森田一義一世一代のボケなんだろう

ヨーという日本風のBGMに何度も何度も襖を開けて無闇に多い部屋を次々に移動するシーン好き

藩主・海郷亮勝に古谷一行
老中・石出九郎左衛門に財津一郎
藩主の妹かつ松枝姫の姉・文子姫に神崎愛
剣の腕に自信あり藩主の妹・松枝姫に岡本真実
長崎で少し英語を覚えた医師・玄斎に殿山泰司
江戸で少し英語を覚えた家臣・鈴川門之助に本田博太郎
家臣・由比軍太夫に今福将雄
家臣・中山八兵衛に小川真司
家臣・赤坂和馬に利重剛
家臣・烏丸源之進に友居達彦
インディアンにミッキー・カーチス
住職に香川良介
薩摩藩藩士に唐十郎
薩摩藩藩士に六平直政

コメントする (0件)
共感した! 2件)
野川新栄

2.5人種差別を否定する珍しい時代劇

2022年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

黒人3人のジャズメンが日本に流れ着いた。古谷一行扮する小藩主海郷亮勝は、黒かろうが白かろうが人は人として3人に会いたいと言った。しかし回りは黒人を遠ざけ様とする。人種差別を否定するなかなか珍しい時代劇だね。古谷一行主演作を観るのは久しぶりだが、ちょっと変わったコメディ作品だな。観ていたら2回目だった事には気づいたよ。家老役財津一郎を観るのも久しぶりだ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
重

3.0和楽器ジャズ

2022年6月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

破天荒だけど楽しい。前半の展開がまだるっこしいが、後半はっちゃけるので、スッキリはする。本田博太郎が若くて、最初すぐにわからなかった。吉沢悠かと思った。爽やかなイケメンであった。あと、ミッキー・カーチスも気付かなかった。てっきり外国人だと思っていた。

城中が演奏に熱中する様がおかしい。狂ったように音楽をやって、ふと気付くと、時代が変わっていた。いや、ある意味、幸せなんじゃないだろうか。山下洋輔とタモリはすぐわかったけど、細野晴臣いた? 全然わからなかったよ。

BS日テレ木曜特選時代劇を視聴。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ぷにゃぷにゃ

5.0原作に忠実なだけ。

2022年6月21日
スマートフォンから投稿

笑える

楽しい

ドタバタだとか、同じメロディばかりだとかの意見が多いようですが、この映画を時代劇か音楽映画として見てる人がいたのか。タイトルを見ても原作者を見ても荒唐無稽な話だと想像はつくはず。なお、このメロディは原作にも楽譜付きで載っていて、それが、延々と繰り返された、とあるから当然でしょう。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
Cohn Joltrane

3.0間違って日本に来た黒人と音楽好きの大名がジャズ演奏で大騒ぎするだけ...

2022年6月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

間違って日本に来た黒人と音楽好きの大名がジャズ演奏で大騒ぎするだけの作品。
評価は高いようだが私は全くハマらなかった。陳腐なお化けが代わる代わる登場し、ただ踊るだけという最悪映画「死霊の盆踊り」を思い出した(笑)それの豪華版といったところか。
BS日テレ

コメントする (0件)
共感した! 0件)
はむひろみ

4.0本作はいわばジャズ初心者の為の教科書です

2020年7月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ジャズが好きなら傑作
でなければよくわからない映画かも知れませんが
それでも楽しく見れるはずです

本作はいわばジャズ初心者の為の教科書です
南北戦争による奴隷解放がジャズの誕生に繋がっていること
場所はニュオーリンズであること
それが全米各地に飛び火して広がったこと
強烈にスイングする音楽は人種も思想も超えて、人間共通の躍動する生命の賛歌であり、人生を謳歌するものだということ

正にジャズ誕生の瞬間は明治維新の頃であるところに目をつけて、幕末の物語にしてそれを展開しています

そしてジャズの音楽の特徴を説明します
ひとつの旋律を基に、各人が感情の赴くまま自由気ままに好きに気が済むまで演奏する
それが即興演奏(インプロビゼーション)です

その即興がリズムと旋律を共有しながらうねりを見せる
それがスイングです

この二つ成り立ちの過程を城内の慶応年間のジャムセッションとして観せてくれるのです

つまり本作を観るだけで、ジャズの起源と誕生年代、インプロビゼーションとスイングの成立の過程と意義を自然に理解することができると言うわけなのです

終盤、江戸に向けて進軍していく薩長軍を裃をつけて堅苦しく出迎えようとする家老は、過ぎ去っていくならもう呼び止めはせず、裃を脱いでスイングに興じます
それも彼が使うのは山鹿流の陣太鼓
赤穂浪士の大石内蔵助も打ち鳴らした戦いのためのドラムです
彼はそれをタムタムにしてジャムセッションに加わって没入します
正に武器を楽器に変えたのです

奴隷解放にも似て、堅苦しい江戸時代は終わったのです

封建時代は終わった!
新時代が訪れたのだ!人間性の回復の時代だ!

それがええじゃないかの集団が乱入するラストシーンの意味です
即ちジャズとは人間性回復の喜びの音楽なのです
原作を超えた映画ならでは演出の効果でした

本作でジャズの魅力に目覚める人が一人でも増えたら本作は成功していると言えるのです

和楽器でのジャズの可能性に興味を持たれたなら、LAの日系人フュージョンバンドのヒロシマをお勧めします
本作ではあまりうまくジャムセッションにのっていない琴の音も、このバンドは上手くアレンジして活かしています
1979年の1st から、本作の公開翌年の1987年辺りまでの5枚は、本作を楽しく観られた方には是非ともお聴き頂きたいと思います

コメントする (0件)
共感した! 3件)
あき240

4.0スイングしなけりゃ意味ないね

2020年5月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

86年岡本喜八監督。
これは中々にふざけている、というか喜八節が全開。原作筒井康隆だし。語り口から内容まで堅苦しく考えるな楽しめよ、と言ってるよう。

古谷一行はじめキャストもみな楽しげだ。財津一郎いいわぁw「はい?」

初めて城下でスイングするシーンの素晴らしさ!最後の終わらないジャム!最高やん!

コメントする (0件)
共感した! 3件)
散歩男

1.0悪ふざけが過ぎまする

2019年9月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ほぼ同じ曲を延々と聞かされ苦行。ノリのいい曲というわけでもなければ和楽器がいい味出している...わけでもないどころか騒音レベル。選曲、アレンジ、演奏...こだわりが感じられない。
ただひたすらだらだらチャカポコと。
肝心な音楽で楽しませてくれないことにはなんの説得力もありゃしない。
この監督さん、音楽への興味まったくないんじゃないかなと思わせるに充分な出来。
このころの邦画はドン底だな。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
肉ネ~ム

4.0ラストは圧巻♪♪

2019年3月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 海岸ではえーじゃないか踊り。アメリカでは奴隷解放宣言もなされた時期、幕末であった。

 無意味に挿入されるコミカルなシーンはどうでもよかったが、ジャズを演奏しはじめるともう止まらない。古谷一行演ずる殿が亡き黒人のクラリネットを演奏し始めると、家臣たちはいっせいに和楽器を持ち寄って大合奏。そんな中でも薩長軍の小競り合いがあったりと。

 恐竜の骨(?)をパーカッションにしている殿山泰司も印象的だが、演奏する人数はどんどん増えてゆく。最後には問ピアノを弾く山下洋輔やタモリまで(笑)

コメントする (0件)
共感した! 4件)
kossy

5.0楽しい

2017年8月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

幸せ

江戸時代の末期、小藩に黒人の楽隊が漂着する。
殿様は尊王攘夷に関心がない、というか世事に興味がない。
唯一好きなのは音楽で、この楽隊とのセッションでジャズに開眼する。
殿様の妹二人がいいスパイスになっており、こんな楽しい映画はめったに見られない。
監督が岡本喜八、原作が筒井康隆、音楽が山下洋輔と鉄板の布陣。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
いやよセブン

3.0筒井康隆やったかみたか

2017年7月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

古谷一行が財津一郎、本田博太郎に寄った芝居をしていて面白い
姉と妹も良い味付け( ´ ▽ ` )
ジャズ要素より歴史要素の方が面白かったりするのが裏切り…

コメントする (0件)
共感した! 0件)
mamagamasako

3.0懐かしい

2016年9月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

山下洋輔、タモリ、筒井康隆が最も乗っていた頃の映画。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
あっちゃんのパパと