残酷おんな情死

劇場公開日:

解説

レスビアンを素材に情死の世界を描いたドラマ。脚本は「やくざ番外地 抹殺」の山崎巌と下川正。監督は「刺客列伝」の西村昭五郎。撮影は「あばれ丁半」の安藤圧平が担当。

1970年製作/86分/日本
配給:日活
劇場公開日:1970年4月18日

ストーリー

都会にあこがれて上京した斉田千恵は、カッコよい金持ちの男をさがし求める毎日だった。ある日、千恵は睡眠薬自殺を計った倉井万代子を助けて彼女のマンションに送りとどけるが、その生活の豊かさに目を見張った。万代子には栄次という情夫がいて、彼女の面倒をみていた。やがて、万代子の部屋に居候することになった千恵は病弱の万代子に替って、彼女のボスの松井から呼び出された。その仕事というのは、サド・クラブのショーガールで、客達はジャズに合わせて、千恵の服を引き裂き、ムチで打ち始めるハレンチ振り。それから数日後、千恵はある仮面パーティで、初めてレスビアンの味を知った。驚いたことに、仮面の相手は万代子だった。二人の倒錯した愛は次第にサディスティックになっていった。一方、万代子を取られ、部屋も占領された栄次は松井に泣きこんだ。松井も女同士の愛の異常さを痛感、仕事への悪影響も考慮して、二人を引き離した。これ幸いと栄次は万代子のもとに走ったが、今や、万代子の心は千恵にすっかり奪われていた。数日後、突然帰ってきた千恵と狂喜して彼女を迎えた万代子は松井や栄次から逃げようと身を穏しつづけた。だが、それも長くは続かず、血眼の二人の男につかまり、再び引き離されかかった。その瞬間、万代子のにぎりしめたナイフが栄次の胸元を深々と刺していた。やがて、さすらいの旅に出た二人は、自ら火を放ち、炎上する漁師小屋の中で、最後の愛を求めあっていた。

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