劇場公開日 1964年3月4日

「掴めないもの」月曜日のユカ 赤ヒゲさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0掴めないもの

2023年9月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1964年頃の横浜が舞台。元町や山下埠頭、ホテル・ニューグランドなど当時の街並みが楽しめました。オシャレな雰囲気と音楽はいいのですが、物語や主人公に共感するところはほぼありませんでした(汗;)。多くの男性に引っ張りだこのユカ(加賀まりこ)が無償の愛を連発するところが虚しく感じられるのですが、当人があっけらかんと屈託がないのが救いなのでしょうか。男を喜ばせることが女の生きがいというような台詞に隔世の感をいだきましたが、エンディングまでみると、アンチテーゼ的な部分もあったのかもしれません。私にとっては、なかなか掴みどころのない作品でした。

赤ヒゲ