劇場公開日 1961年5月3日

「タイトルなし」黒い十人の女 抹茶さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5タイトルなし

2023年9月12日
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主体性のない空っぽの男に女たちが取り憑かれるのは、そこに他の女の影(他人の欲望)を認めるからである。宮城まり子だけが幽霊になり、寄る辺をなくした空っぽの男と女の実体だけが同じ空間に同居するというオチは秀逸だった。

カットや演出が斬新で画も良かった 。船越英二が良かった。でも、映画として面白かったかと問われると、制作現場の描写を除けば、微妙だった。

抹茶