劇場公開日 1969年4月27日

クレージーの大爆発のレビュー・感想・評価

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1.5色んな風刺

2020年5月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 なぜだかSFのようなオープニング。金価格の値上がりによって世界経済の混乱云々といったナレーション。円がドルよりも強くなったという世相を反映している。三億円強奪事件をやったのが植木等という設定も面白い。

 X14号=毛利エリ子(松岡)は組んで大きい仕事を依頼するが、金は有余って困ってると答える大木(植木)。金を捨てようと思って競馬場通いしても当ってしまって大変らしいのだ。宇宙まん丸教の教組までしている大木。あっさり承諾してしまう・・・

 専門家や恨みを持つ者を探し、三一銀行の地下に眠る金塊を狙う。『クレージー大作戦』とやや似てるが、計画性の点ではまるで『オーシャンズ』のよう。

 金塊だけGIBに奪われ、例のごとくドタバタへと発展する。しかし水爆搭載の飛行機に乗ってしまい、またもや悪乗りもひどい・・・「日本は水爆を持つべきだ」という政治家の議論にまで発展してしまう。そしてクレージーの面々は最後には月まで飛んでいってしまう。どうにかならんかね・・・まぁ、007だって月まで行ったんだから、いっか・・・

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kossy