劇場公開日 1956年7月12日

「ポータブルDVDによる車内鑑賞レビュー」狂った果実(1956) マーク・レスターさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ポータブルDVDによる車内鑑賞レビュー

2010年6月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

通勤時間を活用して、ポータブルDVDプレイヤーで地下鉄内鑑賞、モバイルPCで感想文を車内執筆をしております。

日本というこの貧しい国から、遠く数万マイルも離れて、
“生活”という無粋な言葉とは無縁の場所に位置する、

    「湘南」 という 独立王国。

今作は、そんな別世界に住む、特権階級の方々の物語なのです。

しかし、中盤以降は 「道行き」 的な前近代的悲劇性を帯び、捉え方によっては、演歌的・浪花節的な様相を呈してしまうのです。

狂ってしまったのは、罪作りな人妻や裕次郎氏、そして暴走をする弟ばかりではなかったのです。
不格好きわまりないこの “アンバランス” を生み出してしまった、この映画のプロット自身こそが、

 実は、

      誰よりも狂っていたのです。

制限文字数では語り切れず 完成版はこちら、ネタバレ注意



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マーク・レスター