鞍馬天狗 黄金地獄

解説

昭和を代表する時代劇スター、嵐寛寿郎の代名詞ともいえる鞍馬天狗の活躍を、伊藤大輔監督が時代を幕末から明治初期の横浜に移して描いた作品。居留地で貿易商を営むユダヤ商人ヤコブは、その裏で巨額の偽金を偽造して荒稼ぎしていた。政府はこれを阻止するべく、鞍馬天狗こと浪人の倉田典膳を用心棒としてヤコブの元に潜入させるが……。サイレント期のハリウッドで活躍した日本人俳優・上山草人がヤコブ役に扮する。

1942年製作/日本

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映画レビュー

4.5鞍馬天狗・黄金地獄

2011年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、CS/BS/ケーブル

楽しい

興奮

原作は大仏次郎だが物語りはオリジナル。伊藤大輔監督で戦時中大ヒットした「鞍馬天狗」。明治初期に横浜に現れて英国、ユダヤ人たちを相手に、贋金作りに新造船爆破を阻止するために大活躍する。嵐寛寿郎の天狗はますます冴え十八番の殺陣も申し分なし。ただ、銃撃戦、馬車の疾走等の活劇シーンが不慣れ?なせいか一寸ともたつくのと上山草人以下の悪役陣の演技が拙劣なのが興ざめ。だが嵐寛の「鞍馬天狗」では屈指の面白い作品。「黄金地獄」は戦後再上映のときの題名。

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