劇場公開日 1962年3月4日

「【画家の男が口ずさんでいた銀座の恋歌と男が描いた恋人の画が、取り戻させた恋人の記憶。誠実な画家の男が愛する女性の記憶を取り戻す為に奔走する姿が佳き作品である。】」銀座の恋の物語 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【画家の男が口ずさんでいた銀座の恋歌と男が描いた恋人の画が、取り戻させた恋人の記憶。誠実な画家の男が愛する女性の記憶を取り戻す為に奔走する姿が佳き作品である。】

2024年4月3日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

ー 石原裕次郎さんの”銀座の恋の物語”は入社時に、年配の方が良く歌っていたのとTVで流れていたので、良く覚えている。今作はその曲をベースにした恋物語である。-

■銀座の裏町で暮らす画家・伴次郎(石原裕次郎)は、苦しい生活の中で、恋人・秋山久子(浅丘ルリ子)の肖像画作成に没頭していた。
 そんなある日、次郎は久子と結婚するために母が住む信州の田舎へ帰郷することに。
 出発の日を迎え、久子は次郎を見送るため新宿にやって来るが、彼女はいつまで経っても来なかった。

◆感想

・ストーリー展開的には、やや粗いかなと思いつつ、物凄くお若い石原裕次郎さんと浅丘ルリ子さんのお姿を鑑賞。

・車に轢かれてしまった久子が、デパートのアナウンス嬢になっている辺りも”そんな事有り得るのかな。”と思いながら鑑賞続行。

■久子が、伴次郎が良く口ずさんでいた”銀座の恋の物語”と、彼が精魂込めて書いた自分の肖像画を観て、記憶を取り戻すシーンはハッピーエンドで良い。

<今作は、石原裕次郎さんが普通の誠実な青年を演じている姿が良い。「嵐を呼ぶ男」の破天荒なドラマー役に比べても、石原さんの芸風の広さを感じさせる作品である。
 尚、「嵐を呼ぶ男」のレビューで”石原裕次郎さんを見た事がない。”と書いてしまい、あるレビュアーさんを驚かせてしまったのだが、正確には”躍動する石原裕次郎さんを見た事がない。”の誤りである。申し訳ありませんでした。>

NOBU
ぷにゃぷにゃさんのコメント
2024年4月4日

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逆にすみませんね。
気を使わせてしまいましたペコリ。

ぷにゃぷにゃ