劇場公開日 1987年8月15日

「久しぶりにチェックしたら、竹下恵子が吉岡里帆に見えてしょうがなかった(またかよ)」男はつらいよ 知床慕情 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0久しぶりにチェックしたら、竹下恵子が吉岡里帆に見えてしょうがなかった(またかよ)

2019年12月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 おいちゃんが入院したため店番を経験するも失敗ばかりの寅さん。自分はダメな男だと傷心気味となり、満男に道具を持ってきてもらい、札幌へと向かう。たどりついたのは男やもめの獣医である三船敏郎のところ。ポンコツな車に乗ってあちこち駆け回る変人扱いされてはいるが、酪農家からは信頼されている。突然、娘の竹下恵子が戻ってくるが、結婚には失敗して、故郷に戻りたくなったのだ・・・

 久しぶりに冒頭に夢オチのシーンなし。ストーリーも山田洋次のオリジナルじゃないかと思えるような北海道の町。いつもどおりの展開ではあるけど、マドンナの竹下恵子中心かと思えば、実は三船敏郎が淡路恵子にプロポーズする映画だった。シンプルながらも寂れていく知床の町に根付いている人たちの温かさがなんとも言えない。

 北海道の大自然映像もさることながら、人物の心の広さも感動的。特記すべきは変人同士(語弊あり、失礼)は妙に惹かれ合うということ。

kossy