暗黒街の美女

劇場公開日:

解説

「九人の死刑囚」の共同脚本執筆者の一人、佐治乾の脚本を「裸女と拳銃」の鈴木清順が監督、「燃える肉体」の中尾利太郎が撮影した娯楽活劇篇。主演は「永遠に答えず (完結篇)」の水島道太郎に「錆びたナイフ」の白木マリ。他に二谷英明、安部徹、芦田伸介、近藤宏などが助演。

1958年製作/87分/日本
原題:Queen of the Underworld
配給:日活
劇場公開日:1958年3月25日

ストーリー

ボス大矢根の身変りとなって、三年間の刑務所生活を送った宮本は、地下水道にかくしておいたダイヤを手にすると、密輸事件でドジを踏み、ビッコになって今はオデン屋台を引く弟分の三原に、その宝石を渡そうとした。だが三原の妹亜紀子は、大矢根の手下で通訳をやっている有田の情婦で、大矢根は宮本のダイヤを奪おうと狙っていた。ダイヤを外国人密輸商と取引する日、大矢根の策略を見破った三原は、宝石を飲み込み、非常階段から落ちて死んだ。有田はその死体の腹を割って、そっとダイヤを盗み、亜紀子と遊び歩いていたが、何とか彼女を堅気にもどそうとする宮本の耳に入り、また大矢根と宮本と有田の争いが再現した。だがダイヤは、亜紀子の手でマネキン人形の胸にかくされ、ある洋装店のウィンドに陳列されていた。宮本は配達夫に化けてこれを奪ったが、大矢根と有田は亜紀子を人質に宮本をおびきよせ、ここに拳銃火を吐く乱闘がくりひろげられた。ダイヤを手にした有田は大矢根に殺され、宮本と亜紀子はボイラー室に追いつめられて、むし殺されそうになる。その時警官隊が建物を囲み、追われてボイラー室に入った大矢根は、宮本に殺されるが、その時ダイヤも火と燃える石炭の中にころげ落ちて行った。危いところを救われた宮本と亜紀子は、正しく生きることを刑事に誓った。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0絵になるシーン多数に派手な銃撃戦にお色気で、日活アクション映画の古典?

2021年8月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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Kazu Ann

2.5暗黒街の御転婆娘

2021年4月17日
iPhoneアプリから投稿

楽しい

単純

興奮

ノリとテンポの悪いガイ・リッチーみたいな犯罪映画、当時としては斬新なのか鈴木清順!?

“暗黒街の美女"ってタイトルが腑に落ちない、ダイヤモンド争奪戦を軽いタッチとアイディアでラストの銃撃戦まで楽しくは観れる。

死体のダイヤからマネキンのダイヤへと和製ギャングな男達が繰り広げる奪い合い、脚本の面白さと演出描写の疎かな話運びに勿体無さを感じる。

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万年 東一
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