劇場公開日 1988年7月2日

「あぶでか」またまたあぶない刑事 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0あぶでか

2020年10月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 劇場版1作目『あぶない刑事』よりは署内の活気もあるし、会話のセンスもいい。使われているBGMも『黒いジャガー』をパクっているようで中々心地よい。女好きの二人だが、鷹山(舘ひろし)には結婚願望が強いなどといった会話もいい。ストーリーの中核を為すのは、国家機密法をなし崩しに成立させるための爆破計画であり、当時の社会風刺が効いている。アクションは少なめだが、内容が優れている。

 セクシー大下とダンディ鷹山。今回ははじけている浅野温子の真山薫。山下署の刑事も「セックスをした」とか「高見山」とかで大笑いを与えてくれた。ボスの伊武雅刀が若く見えるし、子分の赤井英和はひょっとして俳優デビューのチョイ役で可愛い感じ。

 仲村トオルがバズーカ砲を担いでどこまで走っていったのかと想像するのも楽しい。

kossy