劇場公開日 2008年8月9日

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「名曲が作り出す世界」アクロス・ザ・ユニバース キューブさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0名曲が作り出す世界

2012年4月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

幸せ

 ミュージカル映画としての完成度が高いかというとそういうわけではない。基本的に人物描写は浅く、ベトナム戦争などへの苦悩はあまりきちんと描かれていない(群像劇という形だから仕方ないが)。だがこの映画にはパワーがある。というかビートルズをサントラに使っている時点で最高。ビートルズは基本的にカバーしか使えないのを逆手にとって新しく曲を生まれ変わらせることに成功している。そして映像構成が巧みで、見ていると映画の中に引きずり込まれる。すべての時において曲が流れ出したときが毎回クライマックスだ。演技そのものよりもそのシーンにすべてが詰まっている。はじめは恋の物語から60年代特有のドラッグ、戦争にまみれた時代へと物語は展開していく。だが主役のジュードが最後にこう歌うのだ。
「愛こそはすべて」と。
(11年4月10日)

キューブ