劇場公開日 2007年7月7日

「ラストシーンのセリフ」腑抜けども、悲しみの愛を見せろ Shihommatsuさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ラストシーンのセリフ

2020年9月13日
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佐津川愛美さん、すごくいいです。ここから、大ブレークはしないけども、任せれば必ず打って返してくれる役者さんだと思って、ずっと期待して追いかけています。声と、滑舌と、肝の座り方で、いつか大ブレークしたらいいな。

原作のあの凄みを映像に落とし込んで、田舎の閉じたあの感覚を体験できます。
台所で、落ちた米粒を踏んで、伸びる米粒の嫌な感触を描き切る馬鹿強い原作を、役者の配置を間違えず、よくぞまとめあげたと、感動します。

ラストシーンの佐藤江梨子さんのセリフが、映画として、ある雰囲気を変えずに何かを新しいものを吹き込んでいて、好意を持てました。

こっからが面白いと、このラストシーンのセリフを真似して、鼓舞したい時に自分に語りかける事があります。

Shihommatsu