劇場公開日 2006年10月7日

「マイケル・ダグラス、キーファー・サザーランドの二大俳優の名演技」ザ・センチネル 陰謀の星条旗 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5マイケル・ダグラス、キーファー・サザーランドの二大俳優の名演技

2006年10月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

アメリカ合衆国大統領の警護を行っているシークレットサービス。元々は財務省の偽札摘発のための警察機関であったが、マッキンリー大統領の暗殺を契機に、大統領の警護もその任務に加えて現在に至っている。現在は、国土安全保障省の機関。そんな栄光ある組織に、大統領暗殺に加わっている裏切り者が・・・。
劇中、大統領専用ヘリコプターのマリーン・ワンが撃墜されるシーンが出てくるんですが、結構衝撃的。ミサイル回避装置などを積んでいるはずなんですが、切られていたと言う設定です。でも、大統領専用ヘリなので、プリ・フライト・チェックとかきちんとすると思うんで、その時点で発覚するんじゃないかと思うんですけどねぇ・・・。
その他、ストーリーの根幹にかかわるので詳しくは記しませんが、マイケル・ダグラス演じるピート・ギャリソンが、結構、凄いことをやっています。まぁ、彼のそう言うところが、キーファー・サザーランド演じるデヴィッド・ブレキンリッジとの関係に微妙に、というより、かなり強く影響を与えているんですが。
中々興味深いストーリーなのですが、シークレットサービスのエージェントが裏切ってしまうことになってしまったのかが、全く描かれていません。不満と言えば、不満なポイントです。
この他にシークレットサービスを描いた映画は、クリント・イーストウッド主演の『ザ・シークレット・サービス』が有名ですが、この作品も、それに並ぶ作品になるのではないかと思います。

勝手な評論家