劇場公開日 2006年12月9日

「何を描きたかったのだろうか。」硫黄島からの手紙 bonさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0何を描きたかったのだろうか。

2023年8月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

硫黄島での攻防戦。
連合艦隊も補給すらもあてにならない状況。
海軍と陸軍の隔たり。
アメリカに対しての理解のある将校と
鬼畜米英天皇万歳の兵士。
摺鉢山が徐々に陥落していくなかで
天皇万歳で自害。
いったい天皇ってなんだ?
これは現実でも思う。
この不景気の中NYに夫婦で移住。
国のお金を一切使ってないならいいが警護費用はどこから・・・
国の象徴?戦後真っ先に廃止されるべきだったのでは・・・

脱線しましたが。
傷ついた米兵を助けるよう指示を出す将校。
捕虜になるべく脱走した日本兵を
保護した後に上官を無視して殺害した米兵。

同じ思いを持った「人間」は確実にその場に存在していたのに
交わることが出来ない「戦争」と「人種」という壁。

この作品は「父親たちの星条旗」と併せて観ていただきたい。
考えさせられる作品でした。

bon