劇場公開日 1991年1月

「独自性と奔放さに溢れたすばらしい映画」ワイルド・アット・ハート okaoka0820さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5独自性と奔放さに溢れたすばらしい映画

2015年2月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

幸せ

評価された理由はいろいろありそうだけど、一番はやっぱり躊躇いのなさ、思い切りの良さなのだと思う。
デスメタルでダンスをさせたり、メインキャストをすっ裸にしたり、安っぽい魔女をイメージ映像にしたり、一見それらは完成度を損ないかねない要素なのだけれど、なんというか、いいと思ったらやってしまう、という天真爛漫なまでの素直さが映像から溢れている。
そして誰もが見ながら思うにちがいない、どんどんルーラが美しい女性に見えてきてしまう不思議。最初から一貫した女性像を描いているのに、ストーリーが進むにつれ見ている側に心境の変化を起こさせる。たぶんそれは、美しい女性像、というものを監督が明確に持っているから。
当時の映画評でこれ、北野武監督も賞賛していました。

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okaoka0820