劇場公開日 1996年10月5日

「星1つは、ナタリーポートマンの素晴らしい演技に(敬)。 【カッコ良...」レオン 完全版 雨丘もびりさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0星1つは、ナタリーポートマンの素晴らしい演技に(敬)。 【カッコ良...

2024年1月31日
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星1つは、ナタリーポートマンの素晴らしい演技に(敬)。

【カッコ良さが薄っぺらい。暗殺者の凄みゼロ】
①過去のつらい経験から心を閉ざし、
②危険な仕事を正確にこなす冷徹さを持ちながら、
③迷いねこを助ける優しさも秘めた男

↑が監督の考えるカッコ良さなのはいいけど、それを薄っぺらく貼り付けただけのレオンに、魅力を1mmも感じない。

つらい過去が大したことない(嗤)のは1000歩譲って許すとしてもサ。
暗殺者としてのプロ意識に欠ける言動ばかりが続くのは萎えるわ。
シャッターの弾跡から中のぞくの危ないってイヌでもわかるだろwww。
素顔での暗殺業しかり、マチルダに正体がバレた瞬間「消そう」と思わないヌルさしかり。

暗殺道具を見たマチルダを地下水道に呼び出して殺そうとするけど、マチルダが「管理人のおばさんに、すぐ帰りますって挨拶してきたわ」ってフカして拮抗状態をつくる...そこから暗殺指南、とかすれば?

自分の身の安全はもとより依頼人まで特定されそうなワキの甘さがイチイチ勘にさわり、冷徹な仕事人としての凄みや、心を殺して仕事に身をやつす悲しみを全く感じなかった。
アパートの最上階カド部屋に住んだりレストランのど真ん中の席で食事したり、あんたバカぁ?
人物からにじみ出る凄みとか、生き様から醸し出される哀しみがゼロすぎる。
二流すぎませんこと?
えぇ〜?ぜ〜んぜんカッコ良くな〜い😩

さらには、ラストが台無し。
マチルダの成長を見せられるチャンスを盛大に逃がしてる。
※ネタバレ含むのでコメントで書きます※

表面的なカッコ良さ・渋さを写すことに終始し、人間的な魅力を描き出せていない映画。
見かけだおし&子供だまし。こんなんで良いの?

雨丘もびり