劇場公開日 2002年12月7日

「手術痕」ブラッド・ワーク kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0手術痕

2018年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 あなたの心臓は妹グローリアの心臓が移植されたのよ・・・と、引退してクルーザーの隠居生活をしていたテリーにとって、事件とは関わりたくなかったのだが、まずは捜査の状況を調べに警察へ。さすが元FBI。ビデオを見た瞬間、様々なことがわかる・・・そして、かつての部下がいる保安官事務所へ。すると類似の事件が起こっていたことが判明。

 捜査資料を独自で解析すると、一人のロシア人ボロトフが浮かんできた。いきなり直接尋問。一般人であるのにやりすぎ感がある。ボロトフは逃亡するも、隣のクルーザーに暮らすバディ(ダニエルズ)を運転手として雇い、被害者の繋がりなどを調べるテ珍ー。わかってきたことは、被害者はテリーと同じく珍しい血液型を持っていたのだ。しかも臓器提供者として登録。

 バディ、本名はジャスパー・ヌーンという。なんだかいいコンビだったが、徐々に怪しく思えてくる。そう、彼こそがかつてのコード・キラー。捜査官とシリアルキラーのライバル関係を保ちたいがために、テリーに新しい心臓を提供するべく血液適合者をわざわざ殺し救急車を呼び心臓移植させていたのだった。

 心臓手術痕をわざわざ見せるシーンが多すぎ。生々しい傷跡メイクアップの出来が良かったから撮っていたのか?それに何度も心臓発作を起こしそうになるほどの演技。そっちが気になって観ている者に推理する隙を与えないような雰囲気だ(笑)。おぞましいストーカー・・・

kossy