劇場公開日 1999年12月11日

「フィンチャーに弄ばれる」ファイト・クラブ なおさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0フィンチャーに弄ばれる

2022年2月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

劇場公開時鑑賞。『ゲーム』に落胆させられたフィンチャーだが、ノートンだしブラピだし、今度は大丈夫かも…。
…ええっー?! これはアリなのかアリなのだアリなのアリだよ。うわあうわあ。激しく拒否反応を示したり、逆に憧れるとかカッコいいとか思っちゃうのも分からなくはないけど、でもこれは、「目を覚ませ」ってことと捉えた。
フィンチャーってもしかして二人いる?と疑い始めた頃。

BDで観なおし。そうだと解って観るとそういう風に撮っているなあ、と納得する。メニュー画面の仕込みにギョッとする。「メイヘム計画」のメイヘムって『ロード・オブ・カオス』のあのバンドからなのだろうか。それとも別の元があるのかな。ブラピはおかしな役やってる時はほんと生き生きしてる(『12モンキーズ』『スナッチ』)。ノートンはヘタレリーマンだったのがあれよあれよと変わっていくカメレオン振り。いやこれ、ひとりで出来たんじゃないの?
色々と時代を先取りしていて、ちょっと怖くなる。

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なお