劇場公開日 1992年10月31日

「無国籍であるということは世界で普遍的に鑑賞に耐えうる作品であるということ その上、撮影、美術、俳優、演出までが世界レベルであることを目指しているのだ」ハード・ボイルド 新・男たちの挽歌 あき240さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0無国籍であるということは世界で普遍的に鑑賞に耐えうる作品であるということ その上、撮影、美術、俳優、演出までが世界レベルであることを目指しているのだ

2021年3月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

素晴らしい!!!
もう惚れ惚れするような映画だ!
というか香港映画であって日本映画でないことに嫉妬を覚えたほど
なんでこんな映画を日本で撮れなかったのかと悔しい

前作と違い、本作では序盤から舞台が香港で在ることを意識的に強調する
しかし、中盤以降はやはり無国籍

派手なガンアクションを徹底的に展開してみせる
カンフーアクションがガンアクションに置き換わっているわけだ

これも無国籍の為の一環であるのだと気がついた
時代劇がマカロニウエスタンになったこと似ている

無国籍であるということは世界で普遍的に鑑賞に耐えうる作品であるということ
その上、撮影、美術、俳優、演出までが世界レベルであることを目指しているのだ

序盤の殺し屋に日本の國村隼を招聘して配役しているのもこの一環に違いない

撮影は抜群に上手く、なんども唸った

病院のクライマックスは壮絶だった
観客の予想の上のさらに上をいく

地下の秘密兵器庫のセット美術はチープさは微塵もなくハリウッドレベルだ
悔しい
アジア的チープさは微塵もない
むしろ日本映画の方にチープさが残ったままだと
映像で監督から揶揄されているようにすら感じてしまう

これほどの徹底した娯楽アクション映画はそうない

間違いなく、見事な傑作だ
世界レベルだ

あき240