劇場公開日 2007年8月4日

「この夏イチオシの大作」トランスフォーマー Casaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5この夏イチオシの大作

2007年8月7日

楽しい

興奮

たくさん登場しても互いに作用しない人物、ひたすら大音量&めまぐるしく動きまくるカメラで、これでもかと観客に迫る緩急のないアクション……相変わらずのマイケル・ベイ印が満載だが、それでも興奮を覚えずにいられないのは、見事なVFXで命を吹き込まれたトランスフォーマーたち。日本のアニメの十八番だったロボットアクションを、ついにハリウッドは現実のものとした。そういえば「エヴァンゲリオン」の実写化なんて話もあるが、それも可能だと思わせる技術力に感服。ここまで出来るなら、ロボットのアクションにもっとバリエーションが欲しい(結局のところ殴りあうか撃ち合うばかり)と、より多くを求めてしまうが、それは続編に期待。途中途中にはさまれる、無駄にハイテンションなコメディ的要素(特にサムの家族)は能天気すぎると思わなくもないが、視覚的な興奮だけで十二分に楽しめる、この夏のイチオシの大作。

Casa