劇場公開日 2007年7月20日

「オーダー,愛と友情の魔法!」ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 AKIRAさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5オーダー,愛と友情の魔法!

2007年8月2日

泣ける

悲しい

興奮

活字の面白さが活かされていない不完全燃焼だった今までのシリーズでしたが,
今作で,やっと原作ファンでも満足の内容になっていました。

初監督に抜擢されたデヴィッド・イェーツの確かな演出で,
ハリーの内面に迫るドラマを丁寧に描き,
何度か泣きそうに。

現実味のあるファンタジーとしての土台をしっかり形成する幕開けから,
尋問までの流れが素晴らしく,心が躍る。

ハリーを中心にしすぎて,
騎士団のドラマがおざなりになっているところが,
もったいなく感じましたが,
シリアスな空気の背後に大きく感じる愛情と,
見えない何かを信じさせ,
魔法が存在するかもと思わせる空気感が,それを十分に補っていました。

AKIRA