劇場公開日 2000年2月26日

「史実に忠実過ぎたためか、演出のオリジナル性が低いためか…」遠い空の向こうに KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0史実に忠実過ぎたためか、演出のオリジナル性が低いためか…

2022年10月7日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

全く知らない映画だったが、
満点投票した専門家が3人もいたキネマ旬報
第13位との評価作品と知り、
NHK放映を機に初鑑賞。

しかし、何か「アメリカン・グラフィティ」や
「スタンド・バイ・ミー」「オールウェイズ」
等と同じ、
古きアメリカを懐かしむ雰囲気に加え、
炭鉱町を舞台として家族が子供の将来に
思いを寄せると言う意味では
イギリス映画の「リトル・ダンサー」を
彷彿させたりと、やたら
他の映画が思い起こさせられて、
当作品への没入感を薄められたような鑑賞に
なってしまった。

ひたすら夢を追う姿や、
父親の持つ強い意思を息子が見事に継承
していたとの一貫した大筋は
感動的ではあるが、
史実に忠実過ぎたためか、
演出のオリジナル性が低いためか、
エンターテイメント作品としては
少しメリハリに欠けた作品になってしまった
印象を受けた。
NASAを舞台にした「ドリーム」が
メリハリが強過ぎたのとは逆のイメージ。

また、史実を上手く改変して製作した
同じ廃坑前の炭鉱町を舞台とした邦画
「フラガール」の方が、映画芸術としての
優れたエンターテイメント作品に
仕上がっているように感じた。

KENZO一級建築士事務所
こころさんのコメント
2022年10月8日

KENZO一級建築士事務所さん
「 リトルダンサー 」素敵な作品ですよね ✨ 好きな作品の一つです。
そんな作品に出逢いたくて、録画予約に勤しんでいます(笑)
観ていない作品が大半なので。
こちらこそ宜しくお願い致します。

こころ
こころさんのコメント
2022年10月8日

訂)…通ってはいないですね(笑)
時々訪れていたので…です。すみません。

こころ
こころさんのコメント
2022年10月8日

KENZO一級建築士事務所さん
コメントを頂き有難うございます。
内容にも拠りますが、実話というだけで感動がより⤴︎する傾向に 👀
10数年前、プラネタリウムや日本科学未来館に通ったりしていた事があるからかも知れませんが、エンドロールで実話だと知り、じわじわと感動か広がった事を思い出しています。
人それぞれ評価が異なるのも映画の面白いところかも知れませんね。

こころ